放物線 $y=ax^2$ と直線 $l$ が2点A, Bで交わっています。点Aの座標は$(-2, 2)$、点Bの$x$座標が4のとき、三角形OABの面積を求めよ、という問題です。

幾何学放物線直線面積座標
2025/7/31

1. 問題の内容

放物線 y=ax2y=ax^2 と直線 ll が2点A, Bで交わっています。点Aの座標は(2,2)(-2, 2)、点Bのxx座標が4のとき、三角形OABの面積を求めよ、という問題です。

2. 解き方の手順

ステップ1:放物線の式を求める。
点A (2,2)(-2, 2) は放物線 y=ax2y = ax^2 上にあるので、これを代入すると、
2=a(2)22 = a(-2)^2
2=4a2 = 4a
a=12a = \frac{1}{2}
したがって、放物線の式は y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 となります。
ステップ2:点Bの座標を求める。
点Bのxx座標は4なので、y=12(4)2=12×16=8y = \frac{1}{2}(4)^2 = \frac{1}{2} \times 16 = 8
したがって、点Bの座標は (4,8)(4, 8) となります。
ステップ3:直線 ll の式を求める。
直線 ll は点A (2,2)(-2, 2) と点B (4,8)(4, 8) を通るので、傾きは 824(2)=66=1\frac{8-2}{4-(-2)} = \frac{6}{6} = 1 となります。
よって、直線の方程式は y=x+by = x + b と表せます。点A (2,2)(-2, 2) を代入すると、2=2+b2 = -2 + b より b=4b = 4 となります。
したがって、直線 ll の式は y=x+4y = x + 4 となります。
ステップ4:三角形OABの面積を求める。
三角形OABの面積は、原点Oから直線ABまでの距離 hh と線分ABの長さを使って、12×AB×h \frac{1}{2} \times AB \times h で求めることもできますが、ここでは座標を用いて求める方法で解きます。
座標を使う場合、三角形OABの面積は次の式で求められます。
12(xAyBxByA)\frac{1}{2} |(x_A y_B - x_B y_A)|
12(2×84×2)=12(168)=1224=12×24=12\frac{1}{2} |(-2 \times 8 - 4 \times 2)| = \frac{1}{2} |(-16 - 8)| = \frac{1}{2} |-24| = \frac{1}{2} \times 24 = 12
あるいは、直線ABの式が xy+4=0x - y + 4 = 0 なので、原点からの距離は h=00+412+(1)2=42=22h = \frac{|0 - 0 + 4|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{4}{\sqrt{2}} = 2\sqrt{2}
また、線分ABの長さは (4(2))2+(82)2=62+62=72=62\sqrt{(4 - (-2))^2 + (8-2)^2} = \sqrt{6^2 + 6^2} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
面積は 12×62×22=12\frac{1}{2} \times 6\sqrt{2} \times 2\sqrt{2} = 12

3. 最終的な答え

三角形OABの面積は12です。

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