(1) 地上から真上に打ち上げられた砲丸の$t$秒後の高さが$(30t - 5t^2)$ mで表されるとき、砲丸が最高点に達するのは何秒後か、またそのときの高さを求める。 (2) 直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形の斜辺の長さを$l$とするとき、$l^2$の最小値と、$l$が最小となるときの直角三角形の3辺の長さを求める。

代数学二次関数最大値最小値平方完成ピタゴラスの定理
2025/4/5

1. 問題の内容

(1) 地上から真上に打ち上げられた砲丸のtt秒後の高さが(30t5t2)(30t - 5t^2) mで表されるとき、砲丸が最高点に達するのは何秒後か、またそのときの高さを求める。
(2) 直角を挟む2辺の長さの和が12である直角三角形の斜辺の長さをllとするとき、l2l^2の最小値と、llが最小となるときの直角三角形の3辺の長さを求める。

2. 解き方の手順

(1)
砲丸の高さyyy=30t5t2y = 30t - 5t^2で表される。
この式を平方完成すると、
y=5(t26t)y = -5(t^2 - 6t)
y=5(t26t+99)y = -5(t^2 - 6t + 9 - 9)
y=5((t3)29)y = -5((t-3)^2 - 9)
y=5(t3)2+45y = -5(t-3)^2 + 45
これは上に凸の放物線を表しており、頂点の座標は(3,45)(3, 45)である。
したがって、砲丸が最高点に達するのは打ち上げてから3秒後であり、その高さは45mである。
(2)
直角を挟む2辺の長さをx,yx, yとする。x+y=12x + y = 12より、y=12xy = 12 - x
斜辺の長さをllとすると、ピタゴラスの定理よりl2=x2+y2l^2 = x^2 + y^2である。
l2=x2+(12x)2l^2 = x^2 + (12-x)^2
l2=x2+14424x+x2l^2 = x^2 + 144 - 24x + x^2
l2=2x224x+144l^2 = 2x^2 - 24x + 144
l2=2(x212x)+144l^2 = 2(x^2 - 12x) + 144
l2=2(x212x+3636)+144l^2 = 2(x^2 - 12x + 36 - 36) + 144
l2=2((x6)236)+144l^2 = 2((x-6)^2 - 36) + 144
l2=2(x6)272+144l^2 = 2(x-6)^2 - 72 + 144
l2=2(x6)2+72l^2 = 2(x-6)^2 + 72
l2l^2の最小値はx=6x = 6のときであり、その値は72である。
x=6x = 6のとき、y=126=6y = 12 - 6 = 6
l=72=62l = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
したがって、直角三角形の3辺の長さは6,6,626, 6, 6\sqrt{2}である。

3. 最終的な答え

(1) 3秒後, 45 m
(2) 72, 6, 6, 626\sqrt{2}

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