関数 $y = -\frac{12}{x}$ ($x < 0$) のグラフ上に2点A, Bがあり、それぞれのx座標は-2, -4です。点Cは直線l上にあり、x座標は点Bのx座標に等しく、y座標は点Bのy座標よりも小さいです。BC = 10cm であり、2点A, Bを結ぶ直線lとx軸との交点をDとします。また、AB//DCです。 (1) 関数 $y = -\frac{12}{x}$ において、$x$ の値が -4 から -2 まで増加するときの変化の割合を求めます。 (2) 直線 l の式を求めます。

代数学関数一次関数反比例変化の割合グラフ座標平面直線の式
2025/4/19
以下に問題の解説と解答を示します。

1. 問題の内容

関数 y=12xy = -\frac{12}{x} (x<0x < 0) のグラフ上に2点A, Bがあり、それぞれのx座標は-2, -4です。点Cは直線l上にあり、x座標は点Bのx座標に等しく、y座標は点Bのy座標よりも小さいです。BC = 10cm であり、2点A, Bを結ぶ直線lとx軸との交点をDとします。また、AB//DCです。
(1) 関数 y=12xy = -\frac{12}{x} において、xx の値が -4 から -2 まで増加するときの変化の割合を求めます。
(2) 直線 l の式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 変化の割合は yの増加量xの増加量\frac{yの増加量}{xの増加量} で求められます。
まず、x = -4 のときの y の値を求めます。
y=124=3y = -\frac{12}{-4} = 3
次に、x = -2 のときの y の値を求めます。
y=122=6y = -\frac{12}{-2} = 6
x が -4 から -2 まで増加するときの y の増加量は、6 - 3 = 3 です。
x の増加量は -2 - (-4) = 2 です。
したがって、変化の割合は 32\frac{3}{2} です。
(2) まず、点A, B の座標を求めます。
点Aの座標は (-2, 6), 点Bの座標は (-4, 3) です。
次に、直線 l の傾きを求めます。
傾き = 632(4)=32\frac{6 - 3}{-2 - (-4)} = \frac{3}{2}
直線 l の式を y=32x+by = \frac{3}{2}x + b とおきます。
点B(-4, 3)を通るので、3=32(4)+b3 = \frac{3}{2}(-4) + b
3=6+b3 = -6 + b
b=9b = 9
したがって、直線 l の式は y=32x+9y = \frac{3}{2}x + 9 です。
点Cのx座標は-4です。
点Bのy座標は3です。BC = 10 cm なので、点Cのy座標は3-10=-7です。つまり、C(-4,-7)
点Dは直線lとx軸の交点なので、0=32x+90 = \frac{3}{2}x + 9 を解いて、
32x=9\frac{3}{2}x = -9
x=6x = -6
D(-6,0)
AB//DCなので、傾きは同じ32\frac{3}{2}です。

3. 最終的な答え

(1) 32\frac{3}{2}
(2) y=32x+9y = \frac{3}{2}x + 9

「代数学」の関連問題

次の2つの式を計算します。 (1) $(a-3)^2 - (a+4)(a-4)$ (2) $(x+7)^2 - (x-6)(x-2)$

展開式の計算多項式
2025/4/20

一つ目の問題は、式 $(-4a - b)^2$ を展開することです。 二つ目の問題は、式 $(x+7)^2 - (x-6)(x-2)$ を展開し、整理することです。

展開多項式代数式
2025/4/20

第 $n$ 項目が与えられた数列 $\left(-\frac{9}{4}\right)^{n+1}$ について考える問題です。

数列等比数列一般項
2025/4/20

次の3つの式を展開します。 (1) $(x+4)(x+5)$ (3) $(3a+1)^2$ (5) $(a-9b)(2a-7b)$

展開多項式分配法則二項定理
2025/4/20

複素数平面上に3点A($z$), B($z^3$), C($z^5$)がある。 (1) A, B, Cが異なる3点となるための$z$の条件を求めよ。 (2) 異なる3点A, B, Cが同一直線上にある...

複素数平面複素数幾何学正三角形
2025/4/20

実数 $a, b, c$ に対して、$A = a+b+c$, $B = a^2+b^2+c^2$, $C = a^3+b^3+c^3$ とおく。このとき、$abc$ を $A, B, C$ を用いて表...

多項式対称式因数分解式の展開
2025/4/20

複素数平面上に3点A($z$), B($z^3$), C($z^5$)がある。 (1) A, B, Cが異なる3点となるための$z$の条件を求めよ。 (2) 異なる3点A, B, Cが同一直線上にある...

複素数平面複素数幾何複素数演算
2025/4/20

多項式 $(6x^2 - 3x)$ を単項式 $(-3x)$ で割る問題です。つまり、$(6x^2 - 3x) \div (-3x)$ を計算します。

多項式の除算因数分解式変形
2025/4/20

与えられた等式 $a(x-y) + 2(y-x) = (x-y)(a-\text{ケ})$ が成立するように、「ケ」にあてはまる数を求める問題です。

方程式因数分解式の整理
2025/4/20

与えられた式 $(a+3)x + 5(a+3)$ を因数分解して、$(a + \text{キ})(x + \text{ク})$ の形にする問題です。ここで、「キ」と「ク」に入る数字を求めます。

因数分解共通因数
2025/4/20