円に内接する四角形ABCDがあり、$\angle ABC = 25^\circ$, $\angle BCD = 120^\circ$ である。線分ACと線分BDの交点をEとし、線分FEが点Eを通る直線であるとき、$\theta$($\angle AFE$)の角度を求めよ。

幾何学四角形円周角の定理角度
2025/7/31

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDがあり、ABC=25\angle ABC = 25^\circ, BCD=120\angle BCD = 120^\circ である。線分ACと線分BDの交点をEとし、線分FEが点Eを通る直線であるとき、θ\thetaAFE\angle AFE)の角度を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、円に内接する四角形の性質を利用する。円に内接する四角形では、対角の和が180°になる。
したがって、ADC=180ABC=18025=155\angle ADC = 180^\circ - \angle ABC = 180^\circ - 25^\circ = 155^\circ
また、BAD=180BCD=180120=60\angle BAD = 180^\circ - \angle BCD = 180^\circ - 120^\circ = 60^\circ
次に、CAD=CBD\angle CAD = \angle CBD (円周角の定理より)
CBD\angle CBDを求めるために、ABD=ACD\angle ABD = \angle ACD (円周角の定理より) を利用する。
ADB=ACB\angle ADB = \angle ACB (円周角の定理より)
BAC=BDC\angle BAC = \angle BDC(円周角の定理より)
BDC\angle BDCを求めるために、BAC=60DAC\angle BAC = 60^\circ - \angle DAC
BAC=BDC\angle BAC = \angle BDCであることから、
BDC=25\angle BDC = 25^\circである。
したがって、BAD=60\angle BAD = 60^\circより、
DAC=60BAC=6025=35\angle DAC = 60^\circ - \angle BAC = 60^\circ - 25^\circ = 35^\circ
円周角の定理より、DAC=DBC\angle DAC = \angle DBCなので、DBC=35\angle DBC = 35^\circとなる。
よって、ABE=ABC=25\angle ABE = \angle ABC = 25^\circなので、EBC=DBC=35\angle EBC = \angle DBC = 35^\circ
DBC=35\angle DBC = 35^\circなので、EBC=35\angle EBC= 35^\circ
BEC=180EBCECB\angle BEC = 180^\circ - \angle EBC - \angle ECB
ACB=ADB\angle ACB = \angle ADB (円周角の定理より)
ACB=180(ABC+BAC+CBA)\angle ACB = 180^\circ - (\angle ABC + \angle BAC + \angle CBA)
四角形ABCDにおいて
ABC=25\angle ABC = 25^\circ
BCD=120\angle BCD = 120^\circ
CDA=155\angle CDA = 155^\circ
DAB=60\angle DAB = 60^\circ
三角形AEBにおいて、
EAB=35\angle EAB = 35^\circより、
AEB=180(EAB+ABE)=180(35+25)=18060=120\angle AEB = 180^\circ - (\angle EAB + \angle ABE) = 180^\circ - (35^\circ + 25^\circ) = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circ
AFE\angle AFEAEB\angle AEBの対頂角なので、AFE=AEB=120\angle AFE = \angle AEB = 120^\circ
円周角の定理よりCAD=CBD=35\angle CAD = \angle CBD = 35^\circ. よって,ABE=25\angle ABE = 25^\circ.
三角形 ABE において,内角の和は 180180^\circ なので,AEB=180(25+35)=120\angle AEB = 180^\circ - (25^\circ + 35^\circ) = 120^\circ
θ\thetaAEB\angle AEBの対頂角なので、θ=AFE=120\theta = \angle AFE = 120^\circ
AFE=35\angle AFE = 35^\circ

3. 最終的な答え

34 = 35

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