長方形ABCDにおいて、AB=3、BC=10であり、辺BC上にBE:EC=3:2となる点Eをとる。点Eを通り辺BCに垂直な直線と対角線BD、辺ADとの交点をそれぞれF, Gとする。 問1: 線分GFの長さを求める。 問2: 台形CDFEの面積と台形ABFGの面積の比を求める。

幾何学長方形相似面積台形
2025/8/2

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、AB=3、BC=10であり、辺BC上にBE:EC=3:2となる点Eをとる。点Eを通り辺BCに垂直な直線と対角線BD、辺ADとの交点をそれぞれF, Gとする。
問1: 線分GFの長さを求める。
問2: 台形CDFEの面積と台形ABFGの面積の比を求める。

2. 解き方の手順

問1:
まず、BEとECの長さを求める。
BE=33+2×BC=35×10=6BE = \frac{3}{3+2} \times BC = \frac{3}{5} \times 10 = 6
EC=23+2×BC=25×10=4EC = \frac{2}{3+2} \times BC = \frac{2}{5} \times 10 = 4
次に、EBFDBC\triangle EBF \sim \triangle DBCより、
EFCD=BEBC\frac{EF}{CD} = \frac{BE}{BC}であるから、
EF=CD×BEBC=3×610=1810=95EF = CD \times \frac{BE}{BC} = 3 \times \frac{6}{10} = \frac{18}{10} = \frac{9}{5}
また、GDFEBF\triangle GDF \sim \triangle EBFより、
GDBE=DFBF=GFEF\frac{GD}{BE} = \frac{DF}{BF} = \frac{GF}{EF}
GDFADE\triangle GDF \sim \triangle ADEより、
GFEF=DGBE\frac{GF}{EF} = \frac{DG}{BE}
ABFCDF\triangle ABF \sim \triangle CDFであり、AG=BE=6AG = BE = 6であるからDG=ADAG=106=4DG = AD - AG = 10 -6 = 4
AGAD=AFAB\frac{AG}{AD}=\frac{AF}{AB}より
AFAB=BEBC=610=35\frac{AF}{AB} = \frac{BE}{BC}= \frac{6}{10}=\frac{3}{5}
したがって、AF=35×3=95AF = \frac{3}{5} \times 3 = \frac{9}{5}
GF=AGAF=395=1595=65GF = AG- AF = 3- \frac{9}{5} = \frac{15-9}{5} = \frac{6}{5}.
問2:
台形CDFEの面積は、12×(CD+EF)×EC=12×(3+95)×4=2×(15+95)=2×245=485\frac{1}{2} \times (CD + EF) \times EC = \frac{1}{2} \times (3 + \frac{9}{5}) \times 4 = 2 \times (\frac{15+9}{5}) = 2 \times \frac{24}{5} = \frac{48}{5}
台形ABFGの面積は、12×(AB+GF)×BE=12×(3+65)×6=3×(15+65)=3×215=635\frac{1}{2} \times (AB + GF) \times BE = \frac{1}{2} \times (3 + \frac{6}{5}) \times 6 = 3 \times (\frac{15+6}{5}) = 3 \times \frac{21}{5} = \frac{63}{5}
台形CDFEの面積台形ABFGの面積=48/563/5=4863=1621\frac{\text{台形CDFEの面積}}{\text{台形ABFGの面積}} = \frac{48/5}{63/5} = \frac{48}{63} = \frac{16}{21}.

3. 最終的な答え

問1: b. 6/5
問2: c. 16/21

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