(2) 90Lで満水になる水槽に、毎分 $x$ Lの割合で水を入れるとき、満水になるまでにかかる時間 $y$ 分を、$x$ の式で表す。 (3) 袋Aに数字1, 2, 3, 4の玉、袋Bに数字1, 2, 3の玉が入っている。袋Aから1個玉を取り出し、袋Bに入れる。次に、玉が4個になった袋Bから1個玉を取り出す。このとき、袋Aから袋Bに入れた玉の数字と、袋Bから取り出した玉の数字が同じである確率を求める。 3. 今年の1月と2月の二酸化炭素の排出量の合計は498kg。今年の1月の二酸化炭素排出量は昨年の1月より20%減少、今年の2月の二酸化炭素排出量は昨年の2月より10%増加。今年の1月と2月の合計は、昨年の1月と2月の合計より42kg減少。今年の1月と2月の二酸化炭素の排出量はそれぞれ何kgか。

算数文章問題比例確率連立方程式割合
2025/8/3

1. 問題の内容

(2) 90Lで満水になる水槽に、毎分 xx Lの割合で水を入れるとき、満水になるまでにかかる時間 yy 分を、xx の式で表す。
(3) 袋Aに数字1, 2, 3, 4の玉、袋Bに数字1, 2, 3の玉が入っている。袋Aから1個玉を取り出し、袋Bに入れる。次に、玉が4個になった袋Bから1個玉を取り出す。このとき、袋Aから袋Bに入れた玉の数字と、袋Bから取り出した玉の数字が同じである確率を求める。

3. 今年の1月と2月の二酸化炭素の排出量の合計は498kg。今年の1月の二酸化炭素排出量は昨年の1月より20%減少、今年の2月の二酸化炭素排出量は昨年の2月より10%増加。今年の1月と2月の合計は、昨年の1月と2月の合計より42kg減少。今年の1月と2月の二酸化炭素の排出量はそれぞれ何kgか。

2. 解き方の手順

(2)
水槽の容量は90Lで、毎分 xx Lの割合で水を入れるので、満水になるまでの時間 yy は、
y=90xy = \frac{90}{x}
(3)
袋Aから取り出す玉の数字が1, 2, 3, 4である確率はいずれも 14\frac{1}{4} である。
- 袋Aから1を取り出した場合、袋Bは1, 1, 2, 3となる。このとき、袋Bから1を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2}
- 袋Aから2を取り出した場合、袋Bは1, 2, 2, 3となる。このとき、袋Bから2を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2}
- 袋Aから3を取り出した場合、袋Bは1, 2, 3, 3となる。このとき、袋Bから3を取り出す確率は 24=12\frac{2}{4} = \frac{1}{2}
- 袋Aから4を取り出した場合、袋Bは1, 2, 3, 4となる。このとき、袋Bから4を取り出す確率は 14\frac{1}{4}
よって、求める確率は、
14×12+14×12+14×12+14×14=18+18+18+116=216+216+216+116=716\frac{1}{4} \times \frac{1}{2} + \frac{1}{4} \times \frac{1}{2} + \frac{1}{4} \times \frac{1}{2} + \frac{1}{4} \times \frac{1}{4} = \frac{1}{8} + \frac{1}{8} + \frac{1}{8} + \frac{1}{16} = \frac{2}{16} + \frac{2}{16} + \frac{2}{16} + \frac{1}{16} = \frac{7}{16}

3. 昨年の1月の二酸化炭素排出量を $a$ kg、昨年の2月の二酸化炭素排出量を $b$ kgとする。

今年の1月の二酸化炭素排出量は 0.8a0.8a kg、今年の2月の二酸化炭素排出量は 1.1b1.1b kgである。
問題文より、
0.8a+1.1b=4980.8a + 1.1b = 498
a+b(0.8a+1.1b)=42a + b - (0.8a + 1.1b) = 42
0.2a0.1b=420.2a - 0.1b = 42
連立方程式を解く。
0.8a+1.1b=4980.8a + 1.1b = 498
0.2a0.1b=420.2a - 0.1b = 42
2式目を8倍して、1式目から引く。
0.8a+1.1b8(0.2a0.1b)=4988(42)0.8a + 1.1b - 8(0.2a - 0.1b) = 498 - 8(42)
0.8a+1.1b1.6a+0.8b=4983360.8a + 1.1b - 1.6a + 0.8b = 498 - 336
0.8a+1.9b=162-0.8a + 1.9b = 162
1.9b=162+0.8a1.9b = 162+0.8a
0.2a0.1b=420.2a - 0.1b = 42より、
b=2a420b = 2a - 420
0.8a+1.9(2a420)=162-0.8a + 1.9(2a - 420) = 162
0.8a+3.8a798=162-0.8a + 3.8a - 798 = 162
3a=9603a = 960
a=320a = 320
b=2(320)420=640420=220b = 2(320) - 420 = 640 - 420 = 220
今年の1月の二酸化炭素排出量は 0.8a=0.8×320=2560.8a = 0.8 \times 320 = 256 kg
今年の2月の二酸化炭素排出量は 1.1b=1.1×220=2421.1b = 1.1 \times 220 = 242 kg

3. 最終的な答え

(2) y=90xy = \frac{90}{x}
(3) 716\frac{7}{16}

3. 今年の1月の二酸化炭素排出量は 256 kg、今年の2月の二酸化炭素排出量は 242 kg

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