右の図において、直線①は比例、曲線②は反比例のグラフであり、$x > 0$ の範囲で考える。直線①と曲線②の交点Pの座標が (4, 6) であるとき、以下の問いに答える。 (1) 直線①の式を求める。 (2) 曲線②の式を求める。 (3) 曲線②上の点で、$x$ 座標と $y$ 座標がともに整数となる点の座標をすべて求める。 (4) $x$ 軸上に点 Q(12, 0) をとる。点 Q を通り、$y$ 軸に平行な直線をひき、直線①、曲線②との交点をそれぞれ R, S とするとき、三角形 PSR の面積を求める。
2025/8/3
1. 問題の内容
右の図において、直線①は比例、曲線②は反比例のグラフであり、 の範囲で考える。直線①と曲線②の交点Pの座標が (4, 6) であるとき、以下の問いに答える。
(1) 直線①の式を求める。
(2) 曲線②の式を求める。
(3) 曲線②上の点で、 座標と 座標がともに整数となる点の座標をすべて求める。
(4) 軸上に点 Q(12, 0) をとる。点 Q を通り、 軸に平行な直線をひき、直線①、曲線②との交点をそれぞれ R, S とするとき、三角形 PSR の面積を求める。
2. 解き方の手順
(1) 直線①は比例のグラフなので、 と表せる。点 P(4, 6) を通るので、
よって、直線①の式は となる。
(2) 曲線②は反比例のグラフなので、 と表せる。点 P(4, 6) を通るので、
よって、曲線②の式は となる。
(3) 曲線②の式は なので、 座標と 座標がともに整数となるのは、 が 24 の約数のときである。 であるから、 は 1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24 をとる。それぞれの に対する は、24, 12, 8, 6, 4, 3, 2, 1 となる。したがって、曲線②上の点で、 座標と 座標がともに整数となる点の座標は、(1, 24), (2, 12), (3, 8), (4, 6), (6, 4), (8, 3), (12, 2), (24, 1) である。
(4) 点 Q(12, 0) を通り、 軸に平行な直線は である。点 R は直線① 上の点なので、 のとき となり、R(12, 18) である。点 S は曲線② 上の点なので、 のとき となり、S(12, 2) である。点 P(4, 6), R(12, 18), S(12, 2) である。
三角形 PSR の面積を求める。点 P から直線 までの距離は である。RS の長さは である。したがって、三角形 PSR の面積は、
である。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) (1, 24), (2, 12), (3, 8), (4, 6), (6, 4), (8, 3), (12, 2), (24, 1)
(4) 64