問題14は、10%の食塩水1360gに食塩を加えて15%以上20%以下の食塩水を作りたいとき、加える食塩の量の範囲を求める問題です。 問題15は、以下の多項式の計算をする問題です。 (1) $(5x^3-3x^2-4x+1)+(3x^3-2x^2-1)$ (2) $(3x^2y-2xy+5y^2)-(4x^2y-5xy-y^2)$

代数学不等式濃度多項式式の計算
2025/8/3

1. 問題の内容

問題14は、10%の食塩水1360gに食塩を加えて15%以上20%以下の食塩水を作りたいとき、加える食塩の量の範囲を求める問題です。
問題15は、以下の多項式の計算をする問題です。
(1) (5x33x24x+1)+(3x32x21)(5x^3-3x^2-4x+1)+(3x^3-2x^2-1)
(2) (3x2y2xy+5y2)(4x2y5xyy2)(3x^2y-2xy+5y^2)-(4x^2y-5xy-y^2)

2. 解き方の手順

問題14:
加える食塩の量をxxgとします。
食塩を加えた後の食塩水の量は1360+x1360 + x gです。
10%の食塩水1360gに含まれる食塩の量は1360×0.1=1361360 \times 0.1 = 136gです。
食塩を加えた後の食塩水に含まれる食塩の量は136+x136 + xgです。
食塩水の濃度は136+x1360+x\frac{136+x}{1360+x}で表されます。
これが15%以上20%以下なので、以下の不等式が成り立ちます。
0.15136+x1360+x0.200.15 \leq \frac{136+x}{1360+x} \leq 0.20
まず、0.15136+x1360+x0.15 \leq \frac{136+x}{1360+x}を解きます。
0.15(1360+x)136+x0.15(1360+x) \leq 136+x
204+0.15x136+x204 + 0.15x \leq 136+x
680.85x68 \leq 0.85x
x680.85x \geq \frac{68}{0.85}
x80x \geq 80
次に、136+x1360+x0.20\frac{136+x}{1360+x} \leq 0.20を解きます。
136+x0.20(1360+x)136+x \leq 0.20(1360+x)
136+x272+0.20x136+x \leq 272 + 0.20x
0.80x1360.80x \leq 136
x1360.80x \leq \frac{136}{0.80}
x170x \leq 170
したがって、80x17080 \leq x \leq 170
問題15 (1):
(5x33x24x+1)+(3x32x21)(5x^3-3x^2-4x+1)+(3x^3-2x^2-1)
=5x33x24x+1+3x32x21= 5x^3 - 3x^2 - 4x + 1 + 3x^3 - 2x^2 - 1
=(5x3+3x3)+(3x22x2)4x+(11)= (5x^3 + 3x^3) + (-3x^2 - 2x^2) - 4x + (1 - 1)
=8x35x24x= 8x^3 - 5x^2 - 4x
問題15 (2):
(3x2y2xy+5y2)(4x2y5xyy2)(3x^2y-2xy+5y^2)-(4x^2y-5xy-y^2)
=3x2y2xy+5y24x2y+5xy+y2= 3x^2y - 2xy + 5y^2 - 4x^2y + 5xy + y^2
=(3x2y4x2y)+(2xy+5xy)+(5y2+y2)= (3x^2y - 4x^2y) + (-2xy + 5xy) + (5y^2 + y^2)
=x2y+3xy+6y2= -x^2y + 3xy + 6y^2

3. 最終的な答え

問題14:加える食塩の量の範囲は80gx170g80g \leq x \leq 170gです。
問題15 (1):8x35x24x8x^3 - 5x^2 - 4x
問題15 (2):x2y+3xy+6y2-x^2y + 3xy + 6y^2

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