$0 \le x \le 1$、$0 \le y \le 1$ の範囲で、$f(x,y) = x^2 + xy + x - y + 4$ という関数を考える。 (1) $f(x,y)$ を $y$ について整理して、$f(x,y) = ay + b$ と表すときの $a$ と $b$ を求める。選択肢から選ぶ。 (2) $f(x,y)$ の最大値と最小値を求める。

代数学関数最大値最小値二変数関数
2025/8/3

1. 問題の内容

0x10 \le x \le 10y10 \le y \le 1 の範囲で、f(x,y)=x2+xy+xy+4f(x,y) = x^2 + xy + x - y + 4 という関数を考える。
(1) f(x,y)f(x,y)yy について整理して、f(x,y)=ay+bf(x,y) = ay + b と表すときの aabb を求める。選択肢から選ぶ。
(2) f(x,y)f(x,y) の最大値と最小値を求める。

2. 解き方の手順

(1) f(x,y)=x2+xy+xy+4f(x,y) = x^2 + xy + x - y + 4yy について整理すると、
f(x,y)=(x1)y+(x2+x+4)f(x,y) = (x - 1)y + (x^2 + x + 4) となる。
したがって、a=x1a = x - 1b=x2+x+4b = x^2 + x + 4 である。
選択肢の中から aabb に該当するものを探すと、 a=x1a = x - 1 は選択肢②、b=x2+x+4b = x^2 + x + 4 は選択肢③である。よって、 11 は ②、22 は ③となる。
(2) f(x,y)=(x1)y+(x2+x+4)f(x,y) = (x-1)y + (x^2 + x + 4) であり、0y10 \le y \le 1 である。
x10x - 1 \le 0 なので、yy が最小値 00 のときに f(x,y)f(x,y) は最大になり、yy が最大値 11 のときに f(x,y)f(x,y) は最小になる。
y=0y = 0 のとき、f(x,0)=x2+x+4=g(x)f(x,0) = x^2 + x + 4 = g(x) とする。
g(x)=(x+12)2+154g(x) = (x + \frac{1}{2})^2 + \frac{15}{4}
0x10 \le x \le 1 であり、g(x)g(x)x=1x = 1 で最大値をとる。
g(1)=12+1+4=6g(1) = 1^2 + 1 + 4 = 6
y=1y = 1 のとき、f(x,1)=(x1)+(x2+x+4)=x2+5=h(x)f(x,1) = (x - 1) + (x^2 + x + 4) = x^2 + 5 = h(x) とする。
0x10 \le x \le 1 であり、h(x)h(x)x=0x = 0 で最小値をとる。
h(0)=02+5=5h(0) = 0^2 + 5 = 5
よって、最大値は 66、最小値は 55 である。

3. 最終的な答え

1: ②
2: ③
3: 6
4: 5

「代数学」の関連問題

一次関数 $y = -\frac{2}{3}x - 7$ のグラフ上に点 $(3, a)$ と点 $(a, b)$ があるとき、$a$ と $b$ の値を求める問題です。

一次関数グラフ傾き増加量
2025/8/3

カレンダー上でL字型に囲まれた3つの数の和が3の倍数になることを、文字を使って説明する問題です。

文字式整数の性質倍数証明
2025/8/3

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & 1 & 0 \\ 1 & a & 1 \\ 0 & 1 & 0 \end{pmatrix}$ の逆行列を求める。

線形代数行列逆行列行列式
2025/8/3

2桁の自然数と、その数の一の位と十の位の数を入れ替えた数の差は9の倍数になることを、文字を使って説明する。

代数整数数の性質文字式
2025/8/3

与えられた方程式 $6xy = 18$ を $x$ について解きます。

方程式変数分離分数
2025/8/3

与えられた式 $7a - b = 2$ を、$b$ について解きなさい。つまり、$b = $ の形に変形しなさい。

一次方程式式の変形解く
2025/8/3

連続する2つの奇数の和が4の倍数になることを、数式を用いて説明する問題です。空欄(1)~(4)に当てはまる式を求めます。

整数代数式倍数証明
2025/8/3

問題は、与えられた状況について、$y$ を $x$ の式で表し、さらに $y$ が $x$ の一次関数であるかどうかを判断するというものです。以下の6つの問題があります。 (1) 1本60円の鉛筆を ...

一次関数関数
2025/8/3

与えられた式 $a = \frac{3b+c}{2}$ を $c$ について解く。つまり、$c = $ の形で表す。

式の変形文字式の計算解の公式
2025/8/3

与えられた複素数の式を計算します。

複素数複素数の計算複素数の加減乗除共役複素数
2025/8/3