∣A∣=1⋅(a⋅0−1⋅1)−1⋅(1⋅0−1⋅0)+0⋅(1⋅1−a⋅0)=−1 行列式が −1 であり 0 でないので、逆行列が存在する。 次に、余因子行列を求める。
余因子行列の各要素は、元の行列の対応する要素の余因子である。
余因子 Cij は (−1)i+j⋅Mij で計算される。ここで、Mij は元の行列から i 行と j 列を取り除いた行列の行列式(小行列式)である。 C11=a110=−1 C12=−1010=0 C13=10a1=1 C21=−1100=0 C22=1000=0 C23=−1011=−1 C31=1a01=1 C32=−1101=−1 C33=111a=a−1 したがって、余因子行列は次のようになる。
C=−10100−11−1a−1 次に、余因子行列の転置行列(随伴行列)を求める。
adj(A)=CT=−10100−11−1a−1 最後に、逆行列を求める。逆行列は、随伴行列を行列式で割ったものである。
A−1=∣A∣1adj(A)=−11−10100−11−1a−1=10−1001−111−a