(1) 式を展開して整理し、因数分解します。
まず、各項を展開します。
a(b2−2bc+c2)+b(c2−2ac+a2)+c(a2−2ab+b2)+8abc =ab2−2abc+ac2+bc2−2abc+ba2+ca2−2abc+cb2+8abc =ab2+ac2+bc2+ba2+ca2+cb2+2abc 次に、因数分解しやすいように並び替えます。
=a2(b+c)+b2(a+c)+c2(a+b)+2abc ここで、(a+b)(b+c)(c+a) を展開すると、a2(b+c)+b2(a+c)+c2(a+b)+2abc となることを利用します。 したがって、与えられた式は(a+b)(b+c)(c+a)と因数分解できます。 (2) 式を展開して整理し、因数分解します。
まず、展開します。
(a+b−c)(ab−bc−ca)+abc=a(ab−bc−ca)+b(ab−bc−ca)−c(ab−bc−ca)+abc =a2b−abc−ca2+ab2−b2c−abc−abc+bc2+c2a+abc =a2b−abc−ca2+ab2−b2c+bc2+c2a =a2b+ab2+bc2+c2a−b2c−a2c−2abc ここで因数定理を利用して因数分解します。a=bとすると、
a3+a3+a3+a3−a3−a3=0より、(a-b)を因数に持ちます。 同様に、b=c, c=aのときも0になるので、(b-c), (c-a)も因数に持ちます。
つまり、k(a−b)(b−c)(c−a)と表せるはずです。 展開すると、k(a2b+b2c+c2a−a2c−b2a−c2b) k=−1とすると、−1(a2b+b2c+c2a−a2c−b2a−c2b)=−a2b−b2c−c2a+a2c+b2a+c2b なので、元の式はa2b+ab2+bc2+c2a−b2c−a2c−abcでした。 したがって、(a−b)(b−c)(c−a) 最終的に、求める因数分解の結果は、−(a−b)(b−c)(c−a) となります。