粘性流体が壁に沿って一方向に流れているとき、壁面から0.6 mmの位置での粘性応力が3 Paである。壁面から0.7 mmの位置までの速度勾配が一定(直線的に流速が増加)であると仮定した場合、壁面から0.7 mmの位置での流速を求めよ。流体の粘性係数は $6.0 \times 10^{-3}$ Pa・sである。
2025/8/4
1. 問題の内容
粘性流体が壁に沿って一方向に流れているとき、壁面から0.6 mmの位置での粘性応力が3 Paである。壁面から0.7 mmの位置までの速度勾配が一定(直線的に流速が増加)であると仮定した場合、壁面から0.7 mmの位置での流速を求めよ。流体の粘性係数は Pa・sである。
2. 解き方の手順
粘性応力 、粘性係数 、速度勾配 の関係は次の式で表されます。
ここで、 は粘性応力、 は粘性係数、 は速度変化、 は距離の変化を表します。
問題文より、壁面から0.6 mmの位置での粘性応力は3 Pa、粘性係数は Pa・sです。
したがって、壁面から0.6 mmまでの速度勾配は、
速度勾配は0.7 mmまで一定であるため、0.7 mmの位置における流速を求めるには、速度勾配に距離をかければよい。ただし、距離の単位をmに変換する必要がある。
したがって、0.7 mmの位置での流速 は、
3. 最終的な答え
壁面から0.7 mmにおける流速は、0.35 m/sです。