一般項 $a_n = 3n + 2$ である数列 $\{a_n\}$ から、偶数番目の項を取り出した数列 $\{p_n\}$ を考える。 (1) 数列 $\{p_n\}$ が等差数列であることを示す。 (2) 数列 $\{p_n\}$ の初項と公差を求める。

代数学数列等差数列一般項
2025/4/6

1. 問題の内容

一般項 an=3n+2a_n = 3n + 2 である数列 {an}\{a_n\} から、偶数番目の項を取り出した数列 {pn}\{p_n\} を考える。
(1) 数列 {pn}\{p_n\} が等差数列であることを示す。
(2) 数列 {pn}\{p_n\} の初項と公差を求める。

2. 解き方の手順

(1) 数列 {pn}\{p_n\} の一般項を求める。
数列 {pn}\{p_n\} は、数列 {an}\{a_n\} の偶数番目の項を取り出したものなので、pn=a2np_n = a_{2n} となる。
よって、pn=3(2n)+2=6n+2p_n = 3(2n) + 2 = 6n + 2 である。
(2) 数列 {pn}\{p_n\} が等差数列であることを示す。
pn+1pnp_{n+1} - p_n が定数であることを示せばよい。
pn+1=6(n+1)+2=6n+6+2=6n+8p_{n+1} = 6(n+1) + 2 = 6n + 6 + 2 = 6n + 8
pn+1pn=(6n+8)(6n+2)=6p_{n+1} - p_n = (6n + 8) - (6n + 2) = 6
これは定数なので、数列 {pn}\{p_n\} は等差数列である。
(3) 数列 {pn}\{p_n\} の初項を求める。
p1=a2=3(2)+2=6+2=8p_1 = a_2 = 3(2) + 2 = 6 + 2 = 8
(4) 数列 {pn}\{p_n\} の公差を求める。
pn+1pn=6p_{n+1} - p_n = 6 であるから、公差は 6 である。

3. 最終的な答え

数列 {pn}\{p_n\} は等差数列である。
数列 {pn}\{p_n\} の初項は 8 であり、公差は 6 である。

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