f(x)=x2−2ax+3 とおく。この不等式が −1≤x≤2 の範囲で常に成り立つための条件を考える。 f(x)=(x−a)2−a2+3 f(x) は −1≤x≤2 で単調減少であるから、f(2)≥0 が条件となる。 f(2)=4−4a+3=7−4a≥0 a≤47 a<−1 と a≤47 より a<−1 (ii) −1≤a≤2 のとき f(x) の最小値は f(a)=−a2+3 であるから、−a2+3≥0 が条件となる。 −3≤a≤3 −1≤a≤2 と −3≤a≤3 より、−1≤a≤3 f(x) は −1≤x≤2 で単調増加であるから、f(−1)≥0 が条件となる。 f(−1)=1+2a+3=2a+4≥0 a>2 と a≥−2 より a>2 (i), (ii), (iii)を合わせると、a<−1 または −1≤a≤3 または a>2 しかし、このままでは不連続な範囲となってしまうので、場合分けではなく、軸の位置で考える。
f(x)=x2−2ax+3≥0 が−1≤x≤2で常に成り立つ条件を求める。 軸 a が−1<a<2 のとき、最小値はf(a)=−a2+3より、−a2+3≥0から−3≤a≤3. f(−1)=1+2a+3=2a+4≥0より、a≥−2. f(2)=4−4a+3=7−4a≥0より、a≤47. 以上から、−3≤a≤3. a≤−1のとき、f(−1)=2a+4≥0より、a≥−2. よって、−2≤a≤−1. a≥2のとき、f(2)=7−4a≥0より、a≤47. よって、2≤a≤47. これらの範囲を合わせると、−2≤a≤47. また,f(x)≥0となるためには、判別式 D/4=a2−3≤0 が必要。よって −3≤a≤3. (i), (ii) の条件を合わせて考えると、a≤3 となる。 よって、a≤3