ある商店で商品Aと商品Bを売っている。開店時のAとBの個数の比は6:5。午前中にAは開店時の10%が売れ、Bは7個売れた。正午にAとBに同じ個数を追加したところ、AとBの個数の比は9:8になった。また、正午のAとBの合計個数は開店時に比べて35個増えた。開店時にあったAとBの個数をそれぞれ求める。

代数学方程式文章問題
2025/8/7

1. 問題の内容

ある商店で商品Aと商品Bを売っている。開店時のAとBの個数の比は6:5。午前中にAは開店時の10%が売れ、Bは7個売れた。正午にAとBに同じ個数を追加したところ、AとBの個数の比は9:8になった。また、正午のAとBの合計個数は開店時に比べて35個増えた。開店時にあったAとBの個数をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

まず、開店時のAの個数を6x6x、Bの個数を5x5xとおく。
午前中にAは6x6xの10%が売れたので、売れた個数は0.1×6x=0.6x0.1 \times 6x = 0.6x個。
午前中にBは7個売れた。
正午にAとBにyy個ずつ追加したとする。
正午のAの個数は6x0.6x+y=5.4x+y6x - 0.6x + y = 5.4x + y個、Bの個数は5x7+y5x - 7 + y個。
正午のAとBの個数の比は9:8なので、
5.4x+y5x7+y=98\frac{5.4x + y}{5x - 7 + y} = \frac{9}{8}
このとき、AとBの個数の合計は開店時と比べて35個増えたので、
(5.4x+y)+(5x7+y)=6x+5x+35(5.4x + y) + (5x - 7 + y) = 6x + 5x + 35
10.4x+2y7=11x+3510.4x + 2y - 7 = 11x + 35
2y=0.6x+422y = 0.6x + 42
y=0.3x+21y = 0.3x + 21
これを5.4x+y5x7+y=98\frac{5.4x + y}{5x - 7 + y} = \frac{9}{8}に代入する。
5.4x+0.3x+215x7+0.3x+21=98\frac{5.4x + 0.3x + 21}{5x - 7 + 0.3x + 21} = \frac{9}{8}
5.7x+215.3x+14=98\frac{5.7x + 21}{5.3x + 14} = \frac{9}{8}
8(5.7x+21)=9(5.3x+14)8(5.7x + 21) = 9(5.3x + 14)
45.6x+168=47.7x+12645.6x + 168 = 47.7x + 126
2.1x=422.1x = 42
x=20x = 20
よって、y=0.3×20+21=6+21=27y = 0.3 \times 20 + 21 = 6 + 21 = 27
開店時のAの個数は6x=6×20=1206x = 6 \times 20 = 120個。
開店時のBの個数は5x=5×20=1005x = 5 \times 20 = 100個。

3. 最終的な答え

開店時にあったAの個数は120個、Bの個数は100個。

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