正三角形ABCが円に内接しており、点Dが円上にある。角$\beta$が30°のとき、角$\alpha$の大きさを求める。

幾何学正三角形円周角の定理内接四角形角度
2025/8/7

1. 問題の内容

正三角形ABCが円に内接しており、点Dが円上にある。角β\betaが30°のとき、角α\alphaの大きさを求める。

2. 解き方の手順

* 四角形ABCDは円に内接しているので、対角の和は180°である。したがって、
ADC+ABC=180°∠ADC + ∠ABC = 180°
* 三角形ABCは正三角形なので、ABC=60°∠ABC = 60°である。
* したがって、ADC=180°60°=120°∠ADC = 180° - 60° = 120°となる。
* ADC=ADB+BDC∠ADC = ∠ADB + ∠BDCである。
* 円周角の定理より、ADB=ACB=60°∠ADB = ∠ACB = 60°である。
* したがって、BDC=ADCADB=120°60°=60°∠BDC = ∠ADC - ∠ADB = 120° - 60° = 60°となる。
* 円周角の定理より、BAC=BDC∠BAC = ∠BDCだが、角度α\alphaは弧BDに対する円周角なので、BAC=BDC∠BAC = ∠BDCが成立する。
* β=30°\beta = 30°より、BAD=30°∠BAD = 30°である。
* 正三角形なので、BAC=60°∠BAC = 60°である。
* α=BCD\alpha = ∠BCDとする。BCD∠BCDは、BCA+ACD∠BCA+∠ACDで求めることができる。BCA=60°∠BCA = 60°であり、ACD=ABD∠ACD = ∠ABDよりACD=30°∠ACD=30°である。
* 円周角の定理より、CAD=CBD∠CAD=∠CBDであり、弧CDに対する円周角なので、仮に∠CBDをxとすると、CBD=x∠CBD = xとする。
* 円周角の定理より、BCD=BAD∠BCD=∠BADであり、弧BDに対する円周角なので、BCD=α=30°∠BCD = \alpha = 30°である。
* したがって、ACB+ACD=α∠ACB + ∠ACD = \alphaとなるので、60°+30°=α60° + 30° = \alphaα=90°∠α=90°となる。

3. 最終的な答え

90°

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