2つの円 $C_1: x^2 + y^2 = 9$ と $C_2: x^2 + (y-2)^2 = 4$ の共通接線の方程式を求める。

幾何学接線方程式座標平面
2025/8/7

1. 問題の内容

2つの円 C1:x2+y2=9C_1: x^2 + y^2 = 9C2:x2+(y2)2=4C_2: x^2 + (y-2)^2 = 4 の共通接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

共通接線を y=mx+ny = mx + n とおく。
C1C_1 の中心は (0,0)(0, 0) で半径は 33 である。円 C2C_2 の中心は (0,2)(0, 2) で半径は 22 である。
直線 y=mx+ny = mx + n すなわち mxy+n=0mx - y + n = 0 が円 C1C_1 に接するための条件は、中心 (0,0)(0, 0) と直線との距離が半径 33 に等しいことである。
m00+nm2+(1)2=3\frac{|m \cdot 0 - 0 + n|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = 3
n=3m2+1|n| = 3\sqrt{m^2 + 1}
n2=9(m2+1)n^2 = 9(m^2 + 1)
直線 mxy+n=0mx - y + n = 0 が円 C2C_2 に接するための条件は、中心 (0,2)(0, 2) と直線との距離が半径 22 に等しいことである。
m02+nm2+(1)2=2\frac{|m \cdot 0 - 2 + n|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = 2
n2=2m2+1|n - 2| = 2\sqrt{m^2 + 1}
(n2)2=4(m2+1)(n - 2)^2 = 4(m^2 + 1)
n2=9(m2+1)n^2 = 9(m^2 + 1)(n2)2=4(m2+1)(n - 2)^2 = 4(m^2 + 1) から m,nm, n を求める。
n2=9m2+9n^2 = 9m^2 + 9
n24n+4=4m2+4n^2 - 4n + 4 = 4m^2 + 4
9m2+94n+4=4m2+49m^2 + 9 - 4n + 4 = 4m^2 + 4
5m24n+9=05m^2 - 4n + 9 = 0
4n=5m2+94n = 5m^2 + 9
n=5m2+94n = \frac{5m^2 + 9}{4}
(5m2+94)2=9(m2+1)(\frac{5m^2 + 9}{4})^2 = 9(m^2 + 1)
25m4+90m2+8116=9m2+9\frac{25m^4 + 90m^2 + 81}{16} = 9m^2 + 9
25m4+90m2+81=144m2+14425m^4 + 90m^2 + 81 = 144m^2 + 144
25m454m263=025m^4 - 54m^2 - 63 = 0
(25m2+21)(m23)=0(25m^2 + 21)(m^2 - 3) = 0
m2=3m^2 = 3 (∵ 25m2+21>025m^2 + 21 > 0)
m=±3m = \pm \sqrt{3}
m=±3m = \pm \sqrt{3} のとき
n=53+94=244=6n = \frac{5 \cdot 3 + 9}{4} = \frac{24}{4} = 6
したがって、共通接線の方程式は y=±3x+6y = \pm \sqrt{3} x + 6
y=mx+ny = mx + nxx 軸に平行なときを考える。
このとき、y=3y = 3y=3y = -3 が円 C1C_1 に接する。
C2C_2 の中心 (0,2)(0, 2) との距離が 22 であるのは y=0y=0y=4y=4 であり、これらは C2C_2 の接線になる。
したがって y=3y=3C1C_1 の接線だが C2C_2 の接線ではない。
y=0y = 0C2C_2 の接線だが C1C_1 の接線ではない。
y=4y = 4C2C_2 の接線ではない。
y=3y = -3C1C_1 の接線だが C2C_2 の接線ではない。
C2C_2x=cx=c に接するのは x=±2x = \pm 2.

3. 最終的な答え

y=3x+6y = \sqrt{3}x + 6
y=3x+6y = -\sqrt{3}x + 6

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