(1) 円 $(x-1)^2 + (y-1)^2 = 2$ と直線 $x + y - k = 0$ の位置関係を、定数 $k$ の値によって分類する。 (2) 円 $(x-2)^2 + (y+1)^2 = 10$ と直線 $y = 3x - 3k$ の位置関係を、定数 $k$ の値によって分類する。

幾何学直線位置関係距離判別式
2025/8/7

1. 問題の内容

(1) 円 (x1)2+(y1)2=2(x-1)^2 + (y-1)^2 = 2 と直線 x+yk=0x + y - k = 0 の位置関係を、定数 kk の値によって分類する。
(2) 円 (x2)2+(y+1)2=10(x-2)^2 + (y+1)^2 = 10 と直線 y=3x3ky = 3x - 3k の位置関係を、定数 kk の値によって分類する。

2. 解き方の手順

円と直線の位置関係は、円の中心と直線の距離 dd と円の半径 rr の大小関係によって決まる。
d<rd < r のとき、円と直線は2点で交わる。
d=rd = r のとき、円と直線は接する。
d>rd > r のとき、円と直線は交わらない。
(1) 円 (x1)2+(y1)2=2(x-1)^2 + (y-1)^2 = 2 の中心は (1,1)(1, 1)、半径は r=2r = \sqrt{2} である。
直線 x+yk=0x + y - k = 0 と中心 (1,1)(1, 1) との距離 dd は、
d=1+1k12+12=2k2d = \frac{|1 + 1 - k|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{|2 - k|}{\sqrt{2}}
d<rd < r のとき、2k2<2 \frac{|2 - k|}{\sqrt{2}} < \sqrt{2} より 2k<2 |2 - k| < 2
2<2k<2-2 < 2 - k < 2 より 4<k<0 -4 < -k < 0 よって 0<k<4 0 < k < 4
d=rd = r のとき、2k2=2 \frac{|2 - k|}{\sqrt{2}} = \sqrt{2} より 2k=2 |2 - k| = 2
2k=2 2 - k = 2 または 2k=2 2 - k = -2 より k=0 k = 0 または k=4 k = 4
d>rd > r のとき、2k2>2 \frac{|2 - k|}{\sqrt{2}} > \sqrt{2} より 2k>2 |2 - k| > 2
2k>2 2 - k > 2 または 2k<2 2 - k < -2 より k>0 -k > 0 または k<4 -k < -4 よって k<0 k < 0 または k>4 k > 4
(2) 円 (x2)2+(y+1)2=10(x-2)^2 + (y+1)^2 = 10 の中心は (2,1)(2, -1)、半径は r=10r = \sqrt{10} である。
直線 y=3x3ky = 3x - 3k は、3xy3k=03x - y - 3k = 0 と変形できる。
直線 3xy3k=03x - y - 3k = 0 と中心 (2,1)(2, -1) との距離 dd は、
d=3(2)(1)3k32+(1)2=73k10d = \frac{|3(2) - (-1) - 3k|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|7 - 3k|}{\sqrt{10}}
d<rd < r のとき、73k10<10 \frac{|7 - 3k|}{\sqrt{10}} < \sqrt{10} より 73k<10 |7 - 3k| < 10
10<73k<10 -10 < 7 - 3k < 10 より 17<3k<3 -17 < -3k < 3 よって 1<k<173 -1 < k < \frac{17}{3}
d=rd = r のとき、73k10=10 \frac{|7 - 3k|}{\sqrt{10}} = \sqrt{10} より 73k=10 |7 - 3k| = 10
73k=10 7 - 3k = 10 または 73k=10 7 - 3k = -10 より 3k=3 -3k = 3 または 3k=17 -3k = -17 よって k=1 k = -1 または k=173 k = \frac{17}{3}
d>rd > r のとき、73k10>10 \frac{|7 - 3k|}{\sqrt{10}} > \sqrt{10} より 73k>10 |7 - 3k| > 10
73k>10 7 - 3k > 10 または 73k<10 7 - 3k < -10 より 3k>3 -3k > 3 または 3k<17 -3k < -17 よって k<1 k < -1 または k>173 k > \frac{17}{3}

3. 最終的な答え

(1)
0<k<40 < k < 4 のとき、2点で交わる。
k=0,4k = 0, 4 のとき、接する。
k<0,k>4k < 0, k > 4 のとき、交わらない。
(2)
1<k<173-1 < k < \frac{17}{3} のとき、2点で交わる。
k=1,173k = -1, \frac{17}{3} のとき、接する。
k<1,k>173k < -1, k > \frac{17}{3} のとき、交わらない。

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