問題は、与えられた条件の否定を求めるものです。x, y は実数、m, n は自然数とします。以下の条件 (1) から (6) の否定をそれぞれ求めます。 (1) $x < -1$ かつ $y > 0$ (2) $x \leq -1$ または $x = 2$ (3) $3 \leq x < 7$ (4) $n$ は偶数または $3$ の倍数 (5) $m, n$ はともに $5$ の倍数 (6) $m, n$ の少なくとも一方は奇数

代数学論理命題否定実数自然数
2025/8/7

1. 問題の内容

問題は、与えられた条件の否定を求めるものです。x, y は実数、m, n は自然数とします。以下の条件 (1) から (6) の否定をそれぞれ求めます。
(1) x<1x < -1 かつ y>0y > 0
(2) x1x \leq -1 または x=2x = 2
(3) 3x<73 \leq x < 7
(4) nn は偶数または 33 の倍数
(5) m,nm, n はともに 55 の倍数
(6) m,nm, n の少なくとも一方は奇数

2. 解き方の手順

各条件の否定を求めます。
(1) 「かつ」の否定は「または」です。x<1x < -1 の否定は x1x \geq -1y>0y > 0 の否定は y0y \leq 0 なので、否定は x1x \geq -1 または y0y \leq 0
(2) 「または」の否定は「かつ」です。x1x \leq -1 の否定は x>1x > -1x=2x = 2 の否定は x2x \neq 2 なので、否定は x>1x > -1 かつ x2x \neq 2
(3) 3x<73 \leq x < 7 の否定は、x<3x < 3 または x7x \geq 7
(4) 「または」の否定は「かつ」です。「nn は偶数」の否定は「nn は奇数」、「nn33 の倍数」の否定は「nn33 の倍数ではない」なので、否定は「nn は奇数」かつ「nn33 の倍数ではない」。
(5) 「ともに」の否定は「少なくとも一方は〜ではない」です。「m,nm, n はともに 55 の倍数」の否定は、mm または nn55 の倍数ではない。つまり、mm55 の倍数ではない、または、nn55 の倍数ではない。
(6) 「少なくとも一方は」の否定は「両方とも〜ではない」です。「m,nm, n の少なくとも一方は奇数」の否定は、「mmnn は両方とも奇数ではない」。つまり、mmnn は両方とも偶数である。

3. 最終的な答え

(1) x1x \geq -1 または y0y \leq 0
(2) x>1x > -1 かつ x2x \neq 2
(3) x<3x < 3 または x7x \geq 7
(4) nn は奇数 かつ nn は 3 の倍数ではない
(5) mm55 の倍数ではない または nn55 の倍数ではない
(6) mmnn は両方とも偶数である