問題は、実数 $x, y$ に関する次の3つの命題の真偽を調べること、およびそれぞれの逆、対偶、裏を述べ、それらの真偽を調べることです。 (1) 長方形ならば、平行四辺形である。 (2) $x \ne 1 \implies (x-1)(x-2) \ne 0$ (3) $x < 0$ または $y < 0 \implies x + y < 0$
2025/8/7
1. 問題の内容
問題は、実数 に関する次の3つの命題の真偽を調べること、およびそれぞれの逆、対偶、裏を述べ、それらの真偽を調べることです。
(1) 長方形ならば、平行四辺形である。
(2)
(3) または
2. 解き方の手順
(1)
* 元の命題: 長方形ならば、平行四辺形である。これは真です。長方形は平行四辺形の特別な場合です。
* 逆: 平行四辺形ならば、長方形である。これは偽です。平行四辺形は長方形とは限りません(例えば、ひし形)。
* 対偶: 平行四辺形でないならば、長方形でない。これは真です。元の命題が真なので、対偶も真です。
* 裏: 長方形でないならば、平行四辺形でない。これは偽です。長方形でない四角形でも平行四辺形であるものが存在します。
(2)
* 元の命題: 。これは真です。 ならば、 です。もし ならば、 または なので、 または です。よって、 ならば、が0でもそうでなくても です。
* 逆: 。これは偽です。例えば、 のとき、 となり、 が成り立ちません。つまり でもまたはの時があるのでとは限りません。
* 対偶: 。これは偽です。 ならば、 または なので、とは限りません。
* 裏: 。これは真です。 のとき、 となります。
(3)
* 元の命題: または 。これは偽です。例えば、 のとき、 ですが、 となり、 が成り立ちません。
* 逆: または 。これは真です。 かつ ならば なので、その対偶である または は真となります。
* 対偶: かつ 。これは真です。元の命題が偽なので対偶も偽ではありません。
* 裏: かつ 。これは真です。 かつ ならば です。
3. 最終的な答え
(1)
* 元の命題: 真
* 逆: 偽
* 対偶: 真
* 裏: 偽
(2)
* 元の命題: 真
* 逆: 偽
* 対偶: 偽
* 裏: 真
(3)
* 元の命題: 偽
* 逆: 真
* 対偶: 真
* 裏: 真