30個のお菓子をX, Y, Zの3人で、X<Y<Zとなるように分けた。 以下の条件の時、Yがもらったお菓子の数を求めよ。 ア. XとYがもらった個数の差はZがもらった個数に等しい。 イ. YとZがもらった個数の差は3個である。

代数学連立方程式不等式文章題
2025/8/7

1. 問題の内容

30個のお菓子をX, Y, Zの3人で、X<Y<Zとなるように分けた。
以下の条件の時、Yがもらったお菓子の数を求めよ。
ア. XとYがもらった個数の差はZがもらった個数に等しい。
イ. YとZがもらった個数の差は3個である。

2. 解き方の手順

X, Y, Zがもらったお菓子の数をそれぞれxx, yy, zzとする。
問題文より以下の3つの式が成り立つ。
* x+y+z=30x + y + z = 30 (合計の個数)
* yx=zy - x = z (条件ア)
* zy=3z - y = 3 (条件イ)
これらの式からyyを求める。
2番目の式を1番目の式に代入すると、
x+y+(yx)=30x + y + (y-x) = 30
2y=302y = 30
y=15y = 15
しかしこれは条件イを満たさないため、この方法では解けない。
改めて式を立てる。
* x+y+z=30x + y + z = 30
* yx=zy - x = z
* zy=3z - y = 3
3番目の式を変形して z=y+3z = y + 3
これを2番目の式に代入して
yx=y+3y - x = y + 3
x=3-x = 3
x=3x = -3
これはおかしいので、2番目の式と3番目の式の関係が間違っている。
Y < Zなのでyx=zy-x = zは正しい。
zy=3z-y = 3より、z=y+3z = y + 3
x+y+z=30x+y+z=30z=y+3z=y+3を代入
x+y+y+3=30x + y + y + 3 = 30
x+2y=27x + 2y = 27
yx=zy-x=zz=y+3z=y+3を代入
yx=y+3y-x=y+3
x=3-x=3
x=3x=-3
やはりおかしい。
もう一度条件を確認すると、
ア. XとYがもらった個数の差はZがもらった個数に等しい。 つまり、yx=zy-x=z
イ. YとZがもらった個数の差は3個である。 つまり、zy=3z-y=3
これより、z=y+3z = y + 3
また、x+y+z=30x + y + z = 30なので、x+y+y+3=30x + y + y + 3 = 30
x+2y=27x + 2y = 27
yx=z=y+3y - x = z = y + 3なので、yx=y+3y - x = y + 3
x=3-x = 3となり、x=3x = -3となってしまう。
X,Y,ZはX < Y < Zで自然数なので、式が間違っている。
XとYの差はZなので、yx=zy-x=z
YとZの差は3なので、zy=3z-y=3よって、z=y+3z=y+3
合計は30なので、x+y+z=30x+y+z=30
z=y+3z=y+3yx=zy-x=zに代入するとyx=y+3y-x=y+3 よってx=3x=-3
どこかおかしい。
問題文の「X, Y, Zの順に多くなる」に注目すると、zy=3z-y=3z>yz > yを満たしている。
yx=zy-x = zより、y=x+zy = x+zとなり、y>xy > xを満たしている。
よってx+y+z=30x+y+z=30z=y+3z=y+3y=x+zy=x+zを代入してみる。
x+y+(y+3)=30x+y+(y+3)=30よりx+2y=27x+2y=27
yx=zy-x=zよりz=yxz=y-x
z=y+3z=y+3よりyx=y+3y-x=y+3で、x=3x=-3となりおかしい。
条件アをxy=zx-y=zと解釈すると
x+y+z=30x+y+z=30
xy=zx-y=z
zy=3z-y=3
x+y+xy=30x+y+x-y=30
2x=302x=30 よってx=15x=15
xy=zx-y=zより15y=z15-y=z
zy=3z-y=3よりz=y+3z=y+3
15y=y+315-y=y+3
2y=122y=12 よってy=6y=6
z=6+3=9z=6+3=9
x+y+z=15+6+9=30x+y+z=15+6+9=30
しかしx>y>zx>y>zとなってしまうため条件を満たさない。
条件アをxy=z|x-y|=zと解釈すると
(i) x>yx>yの時、xy=zx-y=z
(ii) x<yx<yの時、yx=zy-x=z
条件イは、zy=3z-y=3
(i)の時、x+y+z=30x+y+z=30なので、x+y+xy=30x+y+x-y=30よってx=15x=15
z=y+3z=y+3なので、15y=y+315-y=y+3 よって2y=122y=12で、y=6y=6
z=6+3=9z=6+3=9 よってx=15,y=6,z=9x=15,y=6,z=9
(ii)の時、x+y+z=30x+y+z=30なので、x+y+yx=30x+y+y-x=30よってy=15y=15
z=y+3z=y+3なので、z=18z=18
yx=zy-x=zなので、15x=1815-x=18よってx=3x=-3これはありえない。
(i)の時、x=15,y=6,z=9x=15,y=6,z=9だが、x>z>yx>z>yとなって条件x<y<zx<y<zを満たさない。
条件をよく見ると、X,Y,Zの順に多くなるように分けたとあるので、X,Y,Zの順に多くなるように分けたとあるので、x < y < z$は必須。
条件アよりyx=zy-x=z
条件イよりzy=3z-y=3
x+y+z=30x+y+z=30
yx=zy-x=zx+y+z=30x+y+z=30に代入、x+y+yx=30x+y+y-x=30よって2y=302y=30で、y=15y=15
zy=3z-y=3よりz=15+3=18z=15+3=18
yx=zy-x=zより15x=1815-x=18よってx=3x=-3となり不適。
問題がおかしい。

3. 最終的な答え

問題文の条件を満たすようなYの値は存在しない。

「代数学」の関連問題

問題は、x軸と点 $(-2, 0)$、$(3, 0)$ で交わり、y軸と点 $(0, -3)$ で交わる二次関数の式を求める問題です。

二次関数二次関数の決定グラフ方程式
2025/8/10

家から1500m離れた公園まで行くのに、最初は分速60mで歩き、途中から分速150mで走った。歩いた時間は走った時間よりも4分長かった。歩いた時間を $x$ 分、走った時間を $y$ 分として、それぞ...

連立方程式文章題方程式
2025/8/10

家から1500m離れた公園まで行くのに、はじめは分速60mで歩き、途中から分速150mで走った。歩いた時間は走った時間よりも4分長かった。歩いた時間を $x$ 分、走った時間を $y$ 分として、それ...

連立方程式文章問題一次方程式
2025/8/10

与えられた10個の式を展開する問題です。

式の展開多項式代数
2025/8/10

$x = 2 + \sqrt{5}$、 $y = 2 - \sqrt{5}$ のとき、$x^2 - xy + y^2$ の値を求める問題です。

式の計算平方根展開代入
2025/8/10

与えられた多項式をそれぞれ展開します。具体的には、以下の5つの式を展開します。 (2) $(4x+5)(x+2)$ (4) $(2x+5)(3x-1)$ (6) $(3x-7)(4x+1)$ (8) ...

多項式展開分配法則
2025/8/10

問題1と問題2はどちらも、与えられた2つの多項式の積を展開する問題です。つまり、括弧を外して整理し、より簡単な形にすることを求められています。

多項式の展開分配法則代数
2025/8/10

$\sum_{k=1}^{3} 4k^2$ を $\Sigma$ を使わずに書き下す。

数列Σ等差数列等比数列和の公式
2025/8/10

与えられた方程式 $7x + 20 = -1$ を解いて、$x$の値を求めます。

一次方程式方程式の解法変数
2025/8/10

一次方程式 $3x + 4 = 19$ を解いて、$x$ の値を求める。

一次方程式方程式の解法
2025/8/10