まず、命題「P⇒Q」の対偶は「Q⇒P」です。 ここでQはQの否定を表します。 元の命題は「xy=1⇒x=1 または y=1」です。 この命題の対偶は、まず結論の否定を取ります。
「x=1 または y=1」の否定は「x=1 かつ y=1」です。 次に仮定の否定を取ります。
「xy=1」の否定は「xy=1」です。 したがって、対偶は「x=1 かつ y=1⇒xy=1」となります。 選択肢の中にこの命題と一致するものがないため、まず元の命題の真偽を判定することにします。
xy=1⇒x=1 または y=1 x=2, y=1/2 のとき、xy=1ですが、x=1でもy=1でもありません。よってこの命題は偽です。 したがって、「コ」に入るのは選択肢②の「x=1 かつ y=1⇒xy=1」です。この命題の結論の否定はxy=1であり、仮定の否定はx=1 または y=1なので、対偶はxy=1⇒x=1 または y=1となります。 そして、「サ」に入るのは選択肢⑤の「偽」です。