濃度がそれぞれ異なる食塩水AとBがある。Aを600g、Bを300g混ぜ合わせると5%の食塩水900gができた。また、Aを300g、Bを600g混ぜ合わせると4%の食塩水900gができた。Aの濃度をx%、Bの濃度をy%として、xとyの連立方程式を作りなさい。ただし、方程式を解く必要はない。

代数学連立方程式文章問題濃度食塩水
2025/8/13

1. 問題の内容

濃度がそれぞれ異なる食塩水AとBがある。Aを600g、Bを300g混ぜ合わせると5%の食塩水900gができた。また、Aを300g、Bを600g混ぜ合わせると4%の食塩水900gができた。Aの濃度をx%、Bの濃度をy%として、xとyの連立方程式を作りなさい。ただし、方程式を解く必要はない。

2. 解き方の手順

まず、食塩水の濃度に関する基本的な考え方を理解する。
食塩水の濃度は、食塩水に含まれる食塩の重さを食塩水全体の重さで割ったものに100をかけたものです。
つまり、
濃度=食塩の重さ食塩水の重さ×100濃度 = \frac{食塩の重さ}{食塩水の重さ} \times 100
または、
食塩の重さ=濃度100×食塩水の重さ食塩の重さ = \frac{濃度}{100} \times 食塩水の重さ
次に、問題文の条件から方程式を立てます。
条件1: Aを600g、Bを300g混ぜ合わせると5%の食塩水900gができた。
Aに含まれる食塩の重さは x100×600=6x\frac{x}{100} \times 600 = 6x (g)
Bに含まれる食塩の重さは y100×300=3y\frac{y}{100} \times 300 = 3y (g)
混ぜ合わせた食塩水に含まれる食塩の重さは 5100×900=45\frac{5}{100} \times 900 = 45 (g)
よって、方程式は 6x+3y=456x + 3y = 45 となる。
条件2: Aを300g、Bを600g混ぜ合わせると4%の食塩水900gができた。
Aに含まれる食塩の重さは x100×300=3x\frac{x}{100} \times 300 = 3x (g)
Bに含まれる食塩の重さは y100×600=6y\frac{y}{100} \times 600 = 6y (g)
混ぜ合わせた食塩水に含まれる食塩の重さは 4100×900=36\frac{4}{100} \times 900 = 36 (g)
よって、方程式は 3x+6y=363x + 6y = 36 となる。
以上の2つの条件から、以下の連立方程式が得られます。
6x+3y=456x + 3y = 45
3x+6y=363x + 6y = 36

3. 最終的な答え

{6x+3y=453x+6y=36\begin{cases} 6x + 3y = 45 \\ 3x + 6y = 36 \end{cases}