長さ1.0mの軽い棒の両端AとBにそれぞれ3.0kgと2.0kgのおもりをつるし、点Oにばね定数250N/mのつるまきばねをつけてつるしたところ、棒は水平になって静止しました。AOの長さはいくらかを求めます。ただし、重力加速度の大きさ $g=9.8 \ m/s^2$ とします。

応用数学力学モーメント力のつり合い物理
2025/3/11

1. 問題の内容

長さ1.0mの軽い棒の両端AとBにそれぞれ3.0kgと2.0kgのおもりをつるし、点Oにばね定数250N/mのつるまきばねをつけてつるしたところ、棒は水平になって静止しました。AOの長さはいくらかを求めます。ただし、重力加速度の大きさ g=9.8 m/s2g=9.8 \ m/s^2 とします。

2. 解き方の手順

棒が水平に静止しているとき、点Oを支えるばねの力は、AとBにつるされたおもりの重力の合計に等しくなります。
まず、AとBのおもりの重力を計算します。
FA=mAg=3.0 kg×9.8 m/s2=29.4 NF_A = m_A \cdot g = 3.0 \ kg \times 9.8 \ m/s^2 = 29.4 \ N
FB=mBg=2.0 kg×9.8 m/s2=19.6 NF_B = m_B \cdot g = 2.0 \ kg \times 9.8 \ m/s^2 = 19.6 \ N
ばねの力 FF は、おもりの重力の合計です。
F=FA+FB=29.4 N+19.6 N=49.0 NF = F_A + F_B = 29.4 \ N + 19.6 \ N = 49.0 \ N
次に、ばねの伸び xx を求めます。
F=kxF = kx より
x=Fk=49.0 N250 N/m=0.196 mx = \frac{F}{k} = \frac{49.0 \ N}{250 \ N/m} = 0.196 \ m
点Aから点Oまでの距離を LL とします。点Bから点Oまでの距離は 1.0L1.0 - L となります。
点Oを中心に、AとBの重力によるモーメントのつり合いを考えます。
FAL=FB(1.0L)F_A \cdot L = F_B \cdot (1.0 - L)
29.4L=19.6(1.0L)29.4 \cdot L = 19.6 \cdot (1.0 - L)
29.4L=19.619.6L29.4 L = 19.6 - 19.6 L
49L=19.649 L = 19.6
L=19.649=0.4 mL = \frac{19.6}{49} = 0.4 \ m

3. 最終的な答え

AOの長さは0.40 mです。

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