項数 $m$ の2つの等差数列 $\{a_n\}$ と $\{b_n\}$ があります。 $\{a_n\} = 1, 2, 3, 4, \dots, m-2, m-1, m$ $\{b_n\} = m, m-1, m-2, \dots, 4, 3, 2, 1$ 数列 $\{c_n\}$ の一般項を $c_n = a_n b_n$ とするとき、$c_n$ の最大値と $\sum_{k=1}^{m} c_k$ をそれぞれ $m$ の式で表します。
2025/8/14
1. 問題の内容
項数 の2つの等差数列 と があります。
数列 の一般項を とするとき、 の最大値と をそれぞれ の式で表します。
2. 解き方の手順
まず、 と の一般項を求めます。
したがって、 は次のようになります。
の最大値を求めるために、 を の関数と見て最大値を求めます。
平方完成すると
は整数なので、 が最大になるのは が に最も近い整数の時です。
が奇数のとき、 となり、最大値は となります。
が偶数のとき、 または となり、最大値は となります。
したがって、どちらの場合でも、最大値は に最も近い整数です。が十分大きい時、最大値は概ねである。
次に、 を求めます。
3. 最終的な答え
の最大値: ( は 以下の最大の整数)