画像にあるベクトルの問題を一つずつ解きます。 (1) 正六角形ABCDEFにおいて、$\overrightarrow{AB} = \vec{a}$、$\overrightarrow{AF} = \vec{b}$とするとき、$\overrightarrow{BF}$を$\vec{a}$と$\vec{b}$で表す。 (2) $\vec{a} = (-2, 3)$、$\vec{b} = (-1, 4)$のとき、$2\vec{a} - 3\vec{b}$を求める。 (3) $\vec{a} = (8, -4)$、$\vec{b} = (x, 5)$が平行になるとき、$x$の値を求める。 (4) $\vec{a} = (3, -2)$のとき、$\vec{a}$と同じ向きの単位ベクトルを求める。 (5) A$(-3, 4)$、B$(2, 5)$のとき、$\overrightarrow{AB}$を求める。 (6) $|\vec{a}| = 3$、$|\vec{b}| = 2$、$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角が$30^\circ$のとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$を求める。 (7) $\vec{a} = (2, -4)$、$\vec{b} = (2, 3)$のとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$を求める。 (8) 2点A$(\vec{a})$、B$(\vec{b})$を結ぶ線分ABを2:3に内分する点の位置ベクトルを求める。

幾何学ベクトルベクトルの演算内積単位ベクトル線分の内分
2025/8/17
はい、ベクトルの問題を解きましょう。

1. 問題の内容

画像にあるベクトルの問題を一つずつ解きます。
(1) 正六角形ABCDEFにおいて、AB=a\overrightarrow{AB} = \vec{a}AF=b\overrightarrow{AF} = \vec{b}とするとき、BF\overrightarrow{BF}a\vec{a}b\vec{b}で表す。
(2) a=(2,3)\vec{a} = (-2, 3)b=(1,4)\vec{b} = (-1, 4)のとき、2a3b2\vec{a} - 3\vec{b}を求める。
(3) a=(8,4)\vec{a} = (8, -4)b=(x,5)\vec{b} = (x, 5)が平行になるとき、xxの値を求める。
(4) a=(3,2)\vec{a} = (3, -2)のとき、a\vec{a}と同じ向きの単位ベクトルを求める。
(5) A(3,4)(-3, 4)、B(2,5)(2, 5)のとき、AB\overrightarrow{AB}を求める。
(6) a=3|\vec{a}| = 3b=2|\vec{b}| = 2a\vec{a}b\vec{b}のなす角が3030^\circのとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b}を求める。
(7) a=(2,4)\vec{a} = (2, -4)b=(2,3)\vec{b} = (2, 3)のとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b}を求める。
(8) 2点A(a)(\vec{a})、B(b)(\vec{b})を結ぶ線分ABを2:3に内分する点の位置ベクトルを求める。

2. 解き方の手順

(1) 正六角形なので、BF=BA+AF=AB+AF\overrightarrow{BF} = \overrightarrow{BA} + \overrightarrow{AF} = -\overrightarrow{AB} + \overrightarrow{AF}。よって、BF=a+b\overrightarrow{BF} = -\vec{a} + \vec{b}
(2) 2a3b=2(2,3)3(1,4)=(4,6)(3,12)=(4+3,612)=(1,6)2\vec{a} - 3\vec{b} = 2(-2, 3) - 3(-1, 4) = (-4, 6) - (-3, 12) = (-4 + 3, 6 - 12) = (-1, -6)
(3) a\vec{a}b\vec{b}が平行なので、b=ka\vec{b} = k\vec{a}となる実数kkが存在する。 (x,5)=k(8,4)(x, 5) = k(8, -4)。よって、x=8kx = 8k5=4k5 = -4kk=54k = -\frac{5}{4}なので、x=8×(54)=10x = 8 \times (-\frac{5}{4}) = -10
(4) a=32+(2)2=9+4=13|\vec{a}| = \sqrt{3^2 + (-2)^2} = \sqrt{9 + 4} = \sqrt{13}。よって、a\vec{a}と同じ向きの単位ベクトルは、aa=(3,2)13=(313,213)\frac{\vec{a}}{|\vec{a}|} = \frac{(3, -2)}{\sqrt{13}} = (\frac{3}{\sqrt{13}}, -\frac{2}{\sqrt{13}})
(5) AB=OBOA=(2,5)(3,4)=(2+3,54)=(5,1)\overrightarrow{AB} = \overrightarrow{OB} - \overrightarrow{OA} = (2, 5) - (-3, 4) = (2 + 3, 5 - 4) = (5, 1)
(6) ab=abcosθ=3×2×cos30=6×32=33\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta = 3 \times 2 \times \cos 30^\circ = 6 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 3\sqrt{3}
(7) ab=(2)(2)+(4)(3)=412=8\vec{a} \cdot \vec{b} = (2)(2) + (-4)(3) = 4 - 12 = -8
(8) 2:3に内分する点の位置ベクトルは、3b+2a2+3=2a+3b5\frac{3\vec{b} + 2\vec{a}}{2+3} = \frac{2\vec{a} + 3\vec{b}}{5}

3. 最終的な答え

(1) a+b-\vec{a} + \vec{b}
(2) (1,6)(-1, -6)
(3) 10-10
(4) (313,213)(\frac{3}{\sqrt{13}}, -\frac{2}{\sqrt{13}})
(5) (5,1)(5, 1)
(6) 333\sqrt{3}
(7) 8-8
(8) 2a+3b5\frac{2\vec{a} + 3\vec{b}}{5}

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