三角形ABCの外心Oが与えられています。$\angle BAC = 60^\circ$、$\angle ABO = 17^\circ$ のとき、$\angle ACB$の大きさを求めなさい。

幾何学三角形外心角度二等辺三角形円周角
2025/4/7

1. 問題の内容

三角形ABCの外心Oが与えられています。BAC=60\angle BAC = 60^\circABO=17\angle ABO = 17^\circ のとき、ACB\angle ACBの大きさを求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、外心の性質を利用して、BOC\angle BOCを求めます。BOC\angle BOCBAC\angle BACの2倍なので、
BOC=2×60=120\angle BOC = 2 \times 60^\circ = 120^\circ
次に、OAB\triangle OABに着目します。Oは外心なので、OA=OBOA = OBであり、OAB\triangle OABは二等辺三角形です。したがって、OAB=OBA=17\angle OAB = \angle OBA = 17^\circです。
AOB=180(OAB+OBA)=180(17+17)=18034=146\angle AOB = 180^\circ - (\angle OAB + \angle OBA) = 180^\circ - (17^\circ + 17^\circ) = 180^\circ - 34^\circ = 146^\circ
同様にOAC\triangle OACも二等辺三角形なので、OA=OCOA = OCです。BAC=60\angle BAC = 60^\circなので、OAB=17\angle OAB = 17^\circから、
OAC=BACOAB=6017=43\angle OAC = \angle BAC - \angle OAB = 60^\circ - 17^\circ = 43^\circ
したがって、OCA=OAC=43\angle OCA = \angle OAC = 43^\circ
OCB=x\angle OCB = xとおくと、OB=OCOB=OCよりOBC\triangle OBCも二等辺三角形なので、OBC=OCB=x\angle OBC = \angle OCB = x
BOC=120\angle BOC = 120^\circなので、
x+x+120=180x + x + 120^\circ = 180^\circ
2x=602x = 60^\circ
x=30x = 30^\circ
ABC=ABO+OBC=17+30=47\angle ABC = \angle ABO + \angle OBC = 17^\circ + 30^\circ = 47^\circ
ACB=OCA+OCB=43+30=73\angle ACB = \angle OCA + \angle OCB = 43^\circ + 30^\circ = 73^\circ
ACB\angle ACBP\angle Pと書かれているので、P=73\angle P=73^{\circ}が答えです。

3. 最終的な答え

73

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