袋の中に赤玉1個、白玉2個が入っている。袋から玉を1個取り出して元に戻す試行を5回行うとき、赤玉がちょうど2回出る確率を求める。

確率論・統計学確率反復試行二項分布
2025/4/7

1. 問題の内容

袋の中に赤玉1個、白玉2個が入っている。袋から玉を1個取り出して元に戻す試行を5回行うとき、赤玉がちょうど2回出る確率を求める。

2. 解き方の手順

これは反復試行の問題です。
1回の試行で赤玉が出る確率は 13\frac{1}{3}、赤玉が出ない確率は 23\frac{2}{3} です。
5回の試行のうち、2回赤玉が出る確率は、二項分布の考え方を用いて計算します。
二項分布の確率の公式は以下の通りです。
P(X=k)=nCkpk(1p)nkP(X=k) = {}_n \mathrm{C}_k \cdot p^k \cdot (1-p)^{n-k}
ここで、nn は試行回数、kk は成功回数、pp は成功確率です。
この問題では、n=5n=5, k=2k=2, p=13p=\frac{1}{3} なので、
P(X=2)=5C2(13)2(23)52P(X=2) = {}_5 \mathrm{C}_2 \cdot \left(\frac{1}{3}\right)^2 \cdot \left(\frac{2}{3}\right)^{5-2}
P(X=2)=5C2(13)2(23)3P(X=2) = {}_5 \mathrm{C}_2 \cdot \left(\frac{1}{3}\right)^2 \cdot \left(\frac{2}{3}\right)^3
5C2=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10{}_5 \mathrm{C}_2 = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
P(X=2)=10(19)(827)P(X=2) = 10 \cdot \left(\frac{1}{9}\right) \cdot \left(\frac{8}{27}\right)
P(X=2)=1019827=80243P(X=2) = 10 \cdot \frac{1}{9} \cdot \frac{8}{27} = \frac{80}{243}

3. 最終的な答え

80243\frac{80}{243}

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