複素数 $\alpha, \beta$ に対して、$\alpha\overline{\beta} - \overline{\alpha}\beta$ が純虚数であることを証明する。ただし、$\alpha\overline{\beta}$ は実数ではないとする。
2025/4/7
1. 問題の内容
複素数 に対して、 が純虚数であることを証明する。ただし、 は実数ではないとする。
2. 解き方の手順
が純虚数であるためには、その共役複素数が元の数の 倍になることを示せばよい。つまり、
が成り立つことを示す。
共役複素数の性質を利用すると、
したがって、 は純虚数である。
が実数ではないという条件は、 が にならないことを保証するために必要である。もし が実数ならば、 となり、 となってしまい、純虚数とは言えなくなる。
3. 最終的な答え
は純虚数である。