$x$ と $y$ が互いに素であるとき、$x + 2y$ と $3x + 5y$ も互いに素であることを示す問題です。

代数学互いに素背理法整数の性質
2025/4/7

1. 問題の内容

xxyy が互いに素であるとき、x+2yx + 2y3x+5y3x + 5y も互いに素であることを示す問題です。

2. 解き方の手順

背理法を用いて証明します。
x+2yx+2y3x+5y3x+5y が互いに素でないと仮定します。つまり、x+2yx+2y3x+5y3x+5y の公約数 d>1d > 1 が存在するとします。
すると、x+2yx+2y3x+5y3x+5ydd で割り切れます。
x+2y0(modd)x+2y \equiv 0 \pmod{d}
3x+5y0(modd)3x+5y \equiv 0 \pmod{d}
上の式を3倍すると 3x+6y0(modd)3x+6y \equiv 0 \pmod{d} となります。
3x+6y0(modd)3x+6y \equiv 0 \pmod{d}
3x+5y0(modd)3x+5y \equiv 0 \pmod{d}
上の2つの式から 3x3x の項を消去するために差をとります。
(3x+6y)(3x+5y)00(modd)(3x+6y) - (3x+5y) \equiv 0 - 0 \pmod{d}
y0(modd)y \equiv 0 \pmod{d}
したがって、yydd で割り切れます。
y0(modd)y \equiv 0 \pmod{d} なので、x+2yx+2(0)x0(modd)x+2y \equiv x+2(0) \equiv x \equiv 0 \pmod{d} となります。
つまり、xxdd で割り切れます。
x0(modd)x \equiv 0 \pmod{d}
y0(modd)y \equiv 0 \pmod{d}
したがって、xxyy は公約数 d>1d > 1 を持つことになります。これは、xxyy が互いに素であるという仮定に矛盾します。
よって、x+2yx+2y3x+5y3x+5y は互いに素である必要があります。

3. 最終的な答え

xxyy が互いに素であるとき、x+2yx+2y3x+5y3x+5y も互いに素である。

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