放物線 $y = x^2 + ax + 2$ が2点 $A(0, 1)$、 $B(2, 3)$ を結ぶ線分と異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求めよ。

代数学二次関数放物線線分交点判別式不等式
2025/4/7

1. 問題の内容

放物線 y=x2+ax+2y = x^2 + ax + 2 が2点 A(0,1)A(0, 1)B(2,3)B(2, 3) を結ぶ線分と異なる2点で交わるような aa の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、線分ABを表す直線を求めます。
直線ABの傾きは 3120=22=1\frac{3-1}{2-0} = \frac{2}{2} = 1 です。
切片はAのy座標から1とわかります。
したがって、直線ABの方程式は y=x+1y = x + 1 です。
次に、放物線と直線の交点を求めます。
x2+ax+2=x+1x^2 + ax + 2 = x + 1
x2+(a1)x+1=0x^2 + (a-1)x + 1 = 0
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つ条件を考えます。判別式をDとすると、
D=(a1)24(1)(1)=a22a+14=a22a3=(a3)(a+1)D = (a-1)^2 - 4(1)(1) = a^2 - 2a + 1 - 4 = a^2 - 2a - 3 = (a-3)(a+1)
D>0D > 0 より、 (a3)(a+1)>0(a-3)(a+1) > 0
よって、a<1a < -1 または a>3a > 3
次に、交点が線分AB上にある条件を考えます。線分AB上の点は、0x20 \le x \le 2 を満たします。
f(x)=x2+(a1)x+1f(x) = x^2 + (a-1)x + 1 とおくと、f(0)>0f(0) > 0 かつ f(2)>0f(2) > 0 ならば、解は 0<x<20 < x < 2 に少なくとも一つ存在します。f(0)=1>0f(0)=1 >0はすでに満たされています。
f(0)=1>0f(0) = 1 > 0
f(2)=22+(a1)2+1=4+2a2+1=2a+3f(2) = 2^2 + (a-1)2 + 1 = 4 + 2a - 2 + 1 = 2a + 3
f(2)>0f(2) > 0 より、 2a+3>02a + 3 > 0 つまり a>32a > -\frac{3}{2}
さらに、x=0,2 の時に交点を持たない条件を考えます。
f(0)0f(0) \ne 0, f(2)0f(2) \ne 0はすでに満たされています。
f(0)=10f(0) = 1 \neq 0, f(2)=2a+30f(2)=2a+3\neq 0
a32a\neq -\frac{3}{2}.
以上の条件をまとめます。
a<1a < -1 または a>3a > 3 かつ a>32a > -\frac{3}{2}
したがって、32<a<1-\frac{3}{2} < a < -1 または a>3a > 3

3. 最終的な答え

32<a<1-\frac{3}{2} < a < -1 または a>3a > 3

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