## 問題 53
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1. 問題の内容
(1) が の 2 乗に比例し、 のとき である。 を の式で表せ。
(2) 関数 で、 の値が 1 から 3 まで増加するときの変化の割合を求めよ。
(3) 関数 で、 の変域が のときの の変域を求めよ。
(4) 関数 で、 の値が -4 から -2 まで増加するときの変化の割合は 3 である。 の値を求めよ。
(5) 関数 で、 の変域が のとき、 の変域が である。 の値を求めよ。
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2. 解き方の手順
(1)
が の 2 乗に比例するので、 とおくことができる。
のとき なので、これを代入すると、
したがって、
(2)
が 1 から 3 まで増加するとき、 の値はそれぞれ、、 となる。
変化の割合は、
(3)
は上に凸のグラフになる。
の変域 において、 のとき で最大値をとる。
のとき で最小値をとる。
したがって、 の変域は
(4)
が -4 から -2 まで増加するときの変化の割合は、
これが 3 に等しいので、
(5)
の変域が のとき、 の変域が である。
のグラフは原点を通るので、 の最小値は 0 である。
の場合、のときが最大値となるので、より、
の場合、のとき、のとき。したがって、 では、 またはのとき、は最大値またはを取る。ところが、より、の最大値は負になるので、とはならない。
したがって、
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3. 最終的な答え
(1)
(2) 8
(3)
(4)
(5)