円の中心Oが与えられた図において、指定された角$x$の大きさを求める問題です。問題は2つあります。 (1) 図において、中心角が300°の扇形に対する円周角$x$を求めます。 (2) 図において、AB//CDで、角ODCが43°、BCが直径であるとき、角$x$の大きさを求めます。
2025/4/7
1. 問題の内容
円の中心Oが与えられた図において、指定された角の大きさを求める問題です。問題は2つあります。
(1) 図において、中心角が300°の扇形に対する円周角を求めます。
(2) 図において、AB//CDで、角ODCが43°、BCが直径であるとき、角の大きさを求めます。
2. 解き方の手順
(1)
* 円の中心角は360°なので、中心角300°に対する弧BCの、残りの円周に対する中心角は、です。
* 円周角の定理より、円周角は中心角の半分なので、です。
(2)
* BCは直径なので、∠BDC = 90°です。(半円に対する円周角)
* △ODCにおいて、OD = OC(円の半径)なので、∠ODC = ∠OCD = 43°です。
* したがって、∠DOC = 180° - (43° + 43°) = 180° - 86° = 94°です。
* AB//CDより、∠ABC = ∠BCD(平行線の同位角)です。
* ∠BCD = ∠OCD + ∠BCO = 43° + ∠BCOです。
* △BCOにおいて、BO = CO(円の半径)なので、∠OBC = ∠BCOです。
* ∠BOC = 180° - ∠DOC = 180° - 94° = 86°です。
* したがって、∠OBC = ∠BCO = (180° - 86°) / 2 = 94° / 2 = 47°です。
* ∠BCD = 43° + 47° = 90°です。
* ∠ABC = 90°です。
* 四角形ABCDにおいて、 = ∠ACB = 180° - ∠ABC - ∠BAC。∠BAC = 43°(AB//CDより、錯角は等しいから)
* よって、 = ∠ACB = 180° - 90° - 43° = 47°。
3. 最終的な答え
(1) 30°
(2) 47°