1. 問題の内容
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 の8個の数字の中から4つを選んで4桁の整数を作る。このとき、奇数は全部で何通りできるか。
2. 解き方の手順
4桁の整数が奇数であるためには、一の位が奇数でなければならない。
与えられた数字の中で奇数は、1, 3, 5, 7 の4つである。
まず、一の位に奇数が入る場合を考える。
(i) 一の位が奇数である場合:
一の位に入る数字は4通り。
次に、千の位を考える。千の位には0は入らないので、場合分けが必要となる。
(i-1) 一の位が奇数で、千の位が0でない奇数である場合:
一の位に入る数字は4通り。千の位に入る数字は、残りの数字から0を除いた6通りから、一の位で使った奇数をさらに除いた5通り。百の位は残った数字から選ぶので6通り。十の位は残った数字から選ぶので5通り。
したがって、 通り。
(i-2) 一の位が奇数で、千の位が偶数である場合:
一の位に入る数字は4通り。千の位に入る数字は0でない偶数なので3通り(2,4,6)。百の位は残った数字から選ぶので6通り。十の位は残った数字から選ぶので5通り。
したがって、 通り。
(i-3) 一の位が奇数で、千の位が0である場合:
この場合は、千の位が0なので、条件を満たさない。
したがって、
となる。
千の位が奇数の場合は、一の位でも奇数を使っているので、通り
千の位が偶数の場合は、通り
一の位に奇数を固定した場合の千、百、十の位の選び方は、千の位が0でない場合と、0の場合があるが、千の位が0の場合は4桁の整数にならないので、
まず一の位に奇数(1,3,5,7)のいずれかを入れる:4通り
次に千の位に0以外の数字を入れる:7通り
次に百の位にまだ使っていない数字を入れる:6通り
最後に十の位にまだ使っていない数字を入れる:5通り
ここで千の位に0が入らないように考える。一の位は奇数で固定されているので、
(1) 一の位が奇数の場合:千の位は0以外の数字を入れる。
一の位に入れる奇数は4通り。
千の位に入れることができる数字は、0と一の位で使った数字以外の7通り。
(1-1) 千の位が奇数の場合:残りの奇数から選ぶので3通り、偶数から選ぶのは3通り
百の位は、残りの6通り、十の位は残りの5通り。
(1-2) 千の位が偶数の場合:千の位は0以外の偶数を入れるので3通り
百の位は、残りの6通り、十の位は残りの5通り。
一の位を奇数で固定する:4通り
千の位を0以外の数字で固定する:7通り
百の位を固定する:6通り
十の位を固定する:5通り
通り。
ただし、上記は単純な順列計算なので、千の位に0が来た場合を考慮する必要がある。
一の位は奇数で固定する。4通り。
千の位が0の場合を考える。一の位が奇数の場合、残りの6個の数字から百の位と十の位を選ぶ。通り。
この30通りの並び方は、千の位が0なので、3桁の数字になる。
奇数は全部で何通りできるか。
千の位が0でない場合を計算すれば良い。
一の位が奇数である必要がある。奇数は1,3,5,7の4つ。
千の位は0ではない。
4桁の奇数を作る。
千の位、百の位、十の位、一の位
一の位は奇数。4通り。
千の位は0以外。
(i) 千の位が奇数の場合
千の位に入れる奇数は3通り。
百の位は6通り。
十の位は5通り。
通り
(ii) 千の位が偶数の場合
千の位に入れる偶数は3通り。
百の位は6通り。
十の位は5通り。
通り
したがって、合計は 通り。
3. 最終的な答え
720