2つの円 $x^2 + y^2 - 10 = 0$ と $x^2 + y^2 - 2x - 4y = 0$ について、以下の問題を解きます。 (1) 2円の2つの交点を通る直線の方程式を求めます。 (2) 2円の2つの交点と点(2, 3)を通る円の中心と半径を求めます。

幾何学交点円の方程式直線の方程式平方完成
2025/3/13

1. 問題の内容

2つの円 x2+y210=0x^2 + y^2 - 10 = 0x2+y22x4y=0x^2 + y^2 - 2x - 4y = 0 について、以下の問題を解きます。
(1) 2円の2つの交点を通る直線の方程式を求めます。
(2) 2円の2つの交点と点(2, 3)を通る円の中心と半径を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2円の交点を通る直線の方程式は、2つの円の方程式の差を取ることで求められます。
(x2+y22x4y)(x2+y210)=0(x^2 + y^2 - 2x - 4y) - (x^2 + y^2 - 10) = 0
2x4y+10=0-2x - 4y + 10 = 0
2x+4y10=02x + 4y - 10 = 0
x+2y5=0x + 2y - 5 = 0
(2) 2円の交点と点(2, 3)を通る円の方程式は、x2+y210+k(x+2y5)=0x^2 + y^2 - 10 + k(x + 2y - 5) = 0 と表せます。この円が点(2, 3)を通るので、この点を代入してkkを求めます。
22+3210+k(2+235)=02^2 + 3^2 - 10 + k(2 + 2 \cdot 3 - 5) = 0
4+910+k(2+65)=04 + 9 - 10 + k(2 + 6 - 5) = 0
3+3k=03 + 3k = 0
k=1k = -1
よって、円の方程式は
x2+y210(x+2y5)=0x^2 + y^2 - 10 - (x + 2y - 5) = 0
x2+y2x2y5=0x^2 + y^2 - x - 2y - 5 = 0
円の中心と半径を求めるために、平方完成します。
(x12)2(12)2+(y1)2125=0(x - \frac{1}{2})^2 - (\frac{1}{2})^2 + (y - 1)^2 - 1^2 - 5 = 0
(x12)2+(y1)2=14+1+5(x - \frac{1}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4} + 1 + 5
(x12)2+(y1)2=14+44+204(x - \frac{1}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4} + \frac{4}{4} + \frac{20}{4}
(x12)2+(y1)2=254(x - \frac{1}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{25}{4}
したがって、中心は (12,1)(\frac{1}{2}, 1) であり、半径は 254=52\sqrt{\frac{25}{4}} = \frac{5}{2} です。

3. 最終的な答え

(1) x+2y5=0x + 2y - 5 = 0
(2) 中心: (12,1)(\frac{1}{2}, 1), 半径: 52\frac{5}{2}

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