図に示された三角形において、$x$ と $y$ の値をそれぞれ求める問題です。問題は2つあります。

幾何学三角形内角の二等分線三平方の定理相似辺の比
2025/4/8

1. 問題の内容

図に示された三角形において、xxyy の値をそれぞれ求める問題です。問題は2つあります。

2. 解き方の手順

(1) 上の図について考えます。
これは三角形の内角の二等分線の定理を用いる問題です。
内角の二等分線の定理は、三角形の頂点から対辺に向かって引かれた内角の二等分線は、対辺を他の二辺の比に分割するというものです。
つまり、4.5:5=x:y4.5:5 = x:y かつ x+y=2x+y = 2 が成り立ちます。
y=2xy = 2 - x4.5:5=x:y4.5:5 = x:y に代入します。
4.5:5=x:(2x)4.5:5 = x:(2-x)
4.5(2x)=5x4.5(2-x) = 5x
94.5x=5x9 - 4.5x = 5x
9=9.5x9 = 9.5x
x=99.5=1819x = \frac{9}{9.5} = \frac{18}{19}
y=2x=21819=381819=2019y = 2 - x = 2 - \frac{18}{19} = \frac{38 - 18}{19} = \frac{20}{19}
(2) 下の図について考えます。
この問題では、三平方の定理と相似の考え方を利用します。
まず、左側の大きな三角形に注目すると、三平方の定理より、斜辺の長さが10、高さが8なので、底辺の長さは 10282=10064=36=6\sqrt{10^2 - 8^2} = \sqrt{100-64} = \sqrt{36} = 6 となります。
次に、右側の直角三角形に注目すると、短い辺の長さは6であり、斜辺の長さはx、残りの辺の長さはyです。また、大きな三角形と小さな三角形は相似の関係にあるため、対応する辺の比が等しくなります。
大きな三角形と小さな三角形の相似比は、8:6=4:38:6 = 4:3 です。
yy は大きな三角形の底辺6に対応し、xx は大きな三角形の斜辺10に対応します。
したがって、xx について、8:x=4:38:x = 4:3 なので、4x=244x = 24 より x=6x = 6 となります。
同様に、yy について、10:y=4:310:y = 4:3 なので、4y=304y = 30 より y=7.5y = 7.5 となります。
しかし、これは右側の三角形が直角三角形であることに矛盾するため、別の解法を考えます。
小さな三角形が直角三角形であることから、三平方の定理より、x2=62+y2x^2 = 6^2 + y^2 が成り立ちます。
また、大きな三角形と小さな三角形は相似であるため、8:y=10:x=6:6=18:y = 10:x = 6:6=1 となります。
したがって、y=8,x=10y = 8, x = 10 となります。
x2=62+y2x^2 = 6^2 + y^2y=8y = 8 を代入すると x2=36+64=100x^2 = 36 + 64 = 100, よって x=10x = 10となり、一致します。

3. 最終的な答え

(1) x=1819x = \frac{18}{19}, y=2019y = \frac{20}{19}
(2) x=10x = 10, y=8y = 8

「幾何学」の関連問題

図のような直方体の容器の容積を求める問題です。 容器の縦の長さは8m、横の長さは6m、高さは1mです。容積の単位は立方メートル($m^3$)で求めます。

直方体容積体積計算
2025/4/10

与えられた2つの立体の体積を求めます。各立体の辺の長さが図に示されています。

体積直方体立体の体積
2025/4/10

(2) 2つの直線 $(a-2)x + ay + 2 = 0$ と $x + (a-2)y + 1 = 0$ について、次の問いに答えます。 * ① この2つの直線が平行になるときの $a...

直線接線方程式平行垂直
2025/4/10

3点 O(0,0), A(5,-2), B(-1,4) が与えられたとき、以下のものを求める問題です。 (1) 直線ABの方程式 (2) 線分ABの長さ (3) 原点Oと直線ABの間の距離 (4) 三...

座標平面直線の方程式線分の長さ点と直線の距離三角形の面積
2025/4/10

xy平面上の点(5, -3)と直線 $3x - 2y - 8 = 0$ の距離を求める問題です。

点と直線の距離平面幾何
2025/4/10

三角形ABCにおいて、$AB = 2\sqrt{7}$, $CA = \sqrt{21}$, $\sin A = \frac{\sqrt{3}}{2}$であるとき、三角形ABCの面積を求めよ。

三角形面積三角比正弦定理
2025/4/10

(1) 一般角 $\theta$ に対して、$\sin \theta$ と $\cos \theta$ の定義を述べる。 (2) (1)で述べた定義に基づき、一般角 $\alpha, \beta$ に...

三角関数加法定理単位円座標平面
2025/4/10

1辺が1cmの立方体の積み木を組み合わせてできた立体がある。この立体の周り全体に白いペンキを塗ったとき、2つの面にペンキがついている積み木は何個あるかを求める問題です。

立方体体積表面積空間認識
2025/4/9

図に示された直角三角形において、$x$の値を求める問題です。直角三角形の2辺の長さがそれぞれ2と6で与えられており、$x$は斜辺の長さに相当します。

三平方の定理直角三角形平方根
2025/4/9

三角形ABCにおいて、AB=8, BC=7, CA=6である。角Aの二等分線と辺BCの交点をDとする。このとき、BDの長さを求めよ。

三角形角の二等分線幾何
2025/4/9