(1) 上の図について考えます。
これは三角形の内角の二等分線の定理を用いる問題です。
内角の二等分線の定理は、三角形の頂点から対辺に向かって引かれた内角の二等分線は、対辺を他の二辺の比に分割するというものです。
つまり、4.5:5=x:y かつ x+y=2 が成り立ちます。 y=2−x を 4.5:5=x:y に代入します。 4.5:5=x:(2−x) 4.5(2−x)=5x 9−4.5x=5x x=9.59=1918 y=2−x=2−1918=1938−18=1920 (2) 下の図について考えます。
この問題では、三平方の定理と相似の考え方を利用します。
まず、左側の大きな三角形に注目すると、三平方の定理より、斜辺の長さが10、高さが8なので、底辺の長さは 102−82=100−64=36=6 となります。 次に、右側の直角三角形に注目すると、短い辺の長さは6であり、斜辺の長さはx、残りの辺の長さはyです。また、大きな三角形と小さな三角形は相似の関係にあるため、対応する辺の比が等しくなります。
大きな三角形と小さな三角形の相似比は、8:6=4:3 です。 y は大きな三角形の底辺6に対応し、x は大きな三角形の斜辺10に対応します。 したがって、x について、8:x=4:3 なので、4x=24 より x=6 となります。 同様に、y について、10:y=4:3 なので、4y=30 より y=7.5 となります。 しかし、これは右側の三角形が直角三角形であることに矛盾するため、別の解法を考えます。
小さな三角形が直角三角形であることから、三平方の定理より、x2=62+y2 が成り立ちます。 また、大きな三角形と小さな三角形は相似であるため、8:y=10:x=6:6=1 となります。 したがって、y=8,x=10 となります。 x2=62+y2 に y=8 を代入すると x2=36+64=100, よって x=10となり、一致します。