問題26は、x, yが実数のとき、与えられた条件が、他の条件に対して必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを判断する問題です。いずれでもない場合は×印をつけます。 問題27は、与えられた条件の否定を述べる問題です。

代数学条件必要条件十分条件必要十分条件不等式方程式
2025/4/9

1. 問題の内容

問題26は、x, yが実数のとき、与えられた条件が、他の条件に対して必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを判断する問題です。いずれでもない場合は×印をつけます。
問題27は、与えられた条件の否定を述べる問題です。

2. 解き方の手順

問題26:
(1) x=2x = 2x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 であるための条件を考える。
x25x+6=(x2)(x3)=0x^2 - 5x + 6 = (x-2)(x-3) = 0 より、 x=2x = 2 または x=3x = 3
したがって、 x=2x = 2 ならば x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 は成り立つが、 x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 ならば x=2x = 2 とは限らないので、十分条件。
(2) x0x \neq 0(x1)(x2)=0(x-1)(x-2) = 0 であるための条件を考える。
(x1)(x2)=0(x-1)(x-2) = 0 より、 x=1x = 1 または x=2x = 2
したがって、 (x1)(x2)=0(x-1)(x-2) = 0 ならば x0x \neq 0 は成り立つが、x0x \neq 0 ならば (x1)(x2)=0(x-1)(x-2) = 0 とは限らないので、必要条件。
(3) xy=1xy = 1x=1x = 1 であるための条件を考える。
x=1x = 1 ならば y=1y = 1 となるので、xy=1xy = 1。しかし、xy=1xy = 1 でも xx が1とは限らない。例えば、x=2x = 2 のとき y=1/2y = 1/2 でも xy=1xy = 1 となる。
したがって、x=1x = 1xy=1xy = 1 であるための十分条件。
しかし、xy=1xy = 1x=1x = 1 であるための必要条件ではないので、これは十分条件。
(4) x>x|x| > xx<0x < 0 であるための条件を考える。
x>0x > 0 のとき x=x|x| = xx=0x = 0 のとき x=x|x| = xx<0x < 0 のとき x=x>x|x| = -x > x
したがって、x>x|x| > x ならば x<0x < 0 であり、x<0x < 0 ならば x>x|x| > x である。
必要十分条件。
問題27:
(1) x>8x > 8 または x=3x = 3 の否定は、x8x \leq 8 かつ x3x \neq 3
(2) x5x \geq 5 かつ x10x \leq 10 の否定は、x<5x < 5 または x>10x > 10

3. 最終的な答え

問題26:
(1) 十分条件
(2) 必要条件
(3) 十分条件
(4) 必要十分条件
問題27:
(1) x8x \leq 8 かつ x3x \neq 3
(2) x<5x < 5 または x>10x > 10

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