図1の地震計の記録と図2のP波・S波の時間と距離の関係から、以下の2つの問いに答えます。 (1) 地震の震源から観測地点Aまでの距離を求めます。 (2) 地震が発生した時刻を求めます。

応用数学地震物理グラフ速度距離時間
2025/4/10
はい、この問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

図1の地震計の記録と図2のP波・S波の時間と距離の関係から、以下の2つの問いに答えます。
(1) 地震の震源から観測地点Aまでの距離を求めます。
(2) 地震が発生した時刻を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
まず、図1から初期微動継続時間を読み取ります。
初期微動継続時間は、P波が到着してからS波が到着するまでの時間です。
図1から、P波は16時23分28秒に到着し、S波は16時23分43秒に到着しているので、初期微動継続時間は4328=1543 - 28 = 15秒です。
次に、図2から、初期微動継続時間が15秒になるのは、震源からの距離が何kmのときかを読み取ります。
グラフを見ると、初期微動継続時間が15秒のとき、震源からの距離は約120kmです。
(2)
まず、図2から、初期微動を起こすP波の速さを計算します。
P波は5秒で30km進むので、P波の速さは30/5=630/5 = 6km/sです。
地点Aまでの距離は120kmなので、地点AまでP波が伝わるのにかかる時間は、120/6=20120 / 6 = 20秒です。
地点AにP波が到達したのは16時23分28秒なので、地震が発生した時刻は、2820=828 - 20 = 8秒前です。
したがって、地震が発生した時刻は、16時23分8秒です。

3. 最終的な答え

(1) 120 km
(2) 16時23分8秒

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