与えられた回路において、抵抗 $R_1 = 15 \ \Omega$, $R_2 = 2 \ \Omega$, $R_3 = 10 \ \Omega$、電圧源 $E_1 = 60 \ V$, $E_2 = 10 \ V$ とする。点aと点bの間の電圧 $V$ を求める問題です。

応用数学回路解析キルヒホッフの法則連立方程式電気回路
2025/5/21

1. 問題の内容

与えられた回路において、抵抗 R1=15 ΩR_1 = 15 \ \Omega, R2=2 ΩR_2 = 2 \ \Omega, R3=10 ΩR_3 = 10 \ \Omega、電圧源 E1=60 VE_1 = 60 \ V, E2=10 VE_2 = 10 \ V とする。点aと点bの間の電圧 VV を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、回路に流れる電流を定義します。
R1R_1に流れる電流をI1I_1R2R_2に流れる電流をI2I_2R3R_3に流れる電流をI3I_3とします。
キルヒホッフの法則を使って解きます。
R1R_1E1E_1のループについて、
E1=R1I1+VE_1 = R_1 I_1 + V
60=15I1+V60 = 15 I_1 + V ...(1)
R2R_2E2E_2のループについて、
E2=R2I2+VE_2 = R_2 I_2 + V
10=2I2+V10 = 2 I_2 + V ...(2)
R3R_3VVについて、
V=R3I3=10I3V = R_3 I_3 = 10 I_3 ...(3)
ノードaにおいて、キルヒホッフの電流則より、
I1+I2=I3I_1 + I_2 = I_3 ...(4)
(1)式より、I1=(60V)/15I_1 = (60 - V) / 15
(2)式より、I2=(10V)/2I_2 = (10 - V) / 2
(3)式より、I3=V/10I_3 = V / 10
これらを(4)式に代入すると、
60V15+10V2=V10\frac{60 - V}{15} + \frac{10 - V}{2} = \frac{V}{10}
両辺に30を掛けると、
2(60V)+15(10V)=3V2(60 - V) + 15(10 - V) = 3V
1202V+15015V=3V120 - 2V + 150 - 15V = 3V
27017V=3V270 - 17V = 3V
270=20V270 = 20V
V=27020=272=13.5V = \frac{270}{20} = \frac{27}{2} = 13.5

3. 最終的な答え

電圧Vは13.5 Vです。
V=13.5 VV = 13.5 \ V

「応用数学」の関連問題

与えられた2つの力とつりあう1つの力を図示する問題です。 つりあうということは、3つの力のベクトル和が0になるということです。

ベクトル力の合成力のつりあい物理
2025/6/7

完全競争市場における企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ で与えられているとき、操業停止点における生産量(1)を求める問題です。ここでXは生産量です。

経済学最適化微分平均可変費用操業停止点
2025/6/7

完全競争市場における企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 4X^2 + 8X + 6$ で与えられているとき、操業停止点価格を求める問題です。ここで、$X$ は生産量を表します。

経済学費用関数最適化微分操業停止点
2025/6/7

完全競争市場におけるある企業の総費用曲線が $TC = X^3 - 24X^2 + 394X$ (Xは生産量) で与えられているとき、この企業の損益分岐点における生産量 (1) を求める問題です。

経済学費用関数損益分岐点微分最適化
2025/6/7

完全競争市場における企業の総費用曲線 $TC = X^3 - 24X^2 + 394X$ が与えられているとき、損益分岐点における生産量と価格を求め、特に損益分岐点価格を答える問題です。

経済学費用関数損益分岐点微分最適化
2025/6/7

地面からの高さ20の位置Sから、水平方向に対して45°または30°の方向にボールを発射したとき、ボールが地面に落下するまでの水平距離を求める問題。そして、どちらの角度で発射した方が遠くまで飛ぶかを判断...

放物運動物理水平距離二次関数
2025/6/7

(1) 2人ゼロ和ゲームの最適な混合戦略を求めます。 (2) 2人非ゼロ和ゲームの混合戦略ナッシュ均衡を求めます。

ゲーム理論混合戦略ゼロ和ゲームナッシュ均衡
2025/6/7

地面から初速度14m/sで鉛直上向きに小球を投げ上げたとき、 (1) 投げ上げてから最高点に達するまでの時間と、 (2) 地面からの最高点の高さを求めよ。 ただし、重力加速度の大きさは$9.8 m/s...

物理力学鉛直投げ上げ運動方程式
2025/6/7

質量 $m$、ばね定数 $k$ の振動子が、ばね定数 $k'$ のばねで連結された連成振動系について、以下の問いに答える問題です。 (a) 各質点の運動方程式を立てる。 (b) 運動方程式の解を仮定し...

連成振動運動方程式特性方程式基準振動うなり
2025/6/7

質量 $m$ の物体が水平面上を $x$ の正方向に運動している。この物体は、速度 $v$ に比例し、運動方向と逆向きの力 $-\eta v$ ($\eta > 0$) を受ける。初期条件として、$t...

運動方程式微分方程式力学積分
2025/6/6