まず、与えられた式を整理します。
z+i1+z−i1=(z+i)(z−i)z−i+z+i=z2+12z この複素数が実数となる条件は、z2+12z の虚部が0となることです。 z=x+iy とおくと、 z2+12z=(x+iy)2+12(x+iy)=x2−y2+1+2ixy2(x+iy) 分母の実数化のために、分母の共役複素数を掛けます。
x2−y2+1+2ixy2(x+iy)⋅x2−y2+1−2ixyx2−y2+1−2ixy =(x2−y2+1)2+(2xy)22(x+iy)(x2−y2+1−2ixy) =(x2−y2+1)2+4x2y22[x(x2−y2+1)+2xy2+i{y(x2−y2+1)−2x2y}] これが実数となるためには、虚部が0である必要があります。
y(x2−y2+1)−2x2y=0 y(x2−y2+1−2x2)=0 y(−x2−y2+1)=0 y(x2+y2−1)=0 したがって、y=0 または x2+y2=1 です。 y=0 は z が実数であることを示し、これは複素数平面上の実軸です。ただし、z+i1+z−i1が定義されるためには、z=±i である必要があり、zが実数の時は条件を満たします。 x2+y2=1 は原点を中心とする半径1の円です。ただし、z=±i である必要があり、±iは円上の点ではないので、問題ありません。