絶対値を含む方程式を解くには、絶対値の中身が正になるか負になるかで場合分けを行います。
(ii) −1≤x<3 のとき x+1<0 かつ x−3<0 なので、∣x+1∣=−(x+1) かつ ∣x−3∣=−(x−3) となります。 与えられた方程式は以下のように書き換えられます。
−(x+1)−(x−3)=6 −x−1−x+3=6 −2x+2=6 x=−2 は x<−1 を満たすので、解の一つです。 (ii) −1≤x<3 のとき x+1≥0 かつ x−3<0 なので、∣x+1∣=x+1 かつ ∣x−3∣=−(x−3) となります。 与えられた方程式は以下のように書き換えられます。
(x+1)−(x−3)=6 x+1−x+3=6 この式は x の値によらず成り立ちません。したがって、この範囲に解はありません。 x+1>0 かつ x−3≥0 なので、∣x+1∣=x+1 かつ ∣x−3∣=x−3 となります。 与えられた方程式は以下のように書き換えられます。
(x+1)+(x−3)=6 x+1+x−3=6 x=4 は 3≤x を満たすので、解の一つです。