第2項が12、初項から第3項までの和が63である等比数列$\{a_n\}$の第4項を求める。ただし、公比$r$が1の場合と$\frac{5}{6}$の場合について答える。

代数学数列等比数列公比方程式
2025/4/12

1. 問題の内容

第2項が12、初項から第3項までの和が63である等比数列{an}\{a_n\}の第4項を求める。ただし、公比rrが1の場合と56\frac{5}{6}の場合について答える。

2. 解き方の手順

等比数列の初項をaa、公比をrrとする。
第2項が12であることから、
ar=12ar = 12 ...(1)
初項から第3項までの和が63であることから、
a+ar+ar2=63a + ar + ar^2 = 63 ...(2)
(1)より、a=12ra = \frac{12}{r}
これを(2)に代入すると、
12r+12+12r=63\frac{12}{r} + 12 + 12r = 63
12+12r+12r2=63r12 + 12r + 12r^2 = 63r
12r251r+12=012r^2 - 51r + 12 = 0
4r217r+4=04r^2 - 17r + 4 = 0
(4r1)(r4)=0(4r - 1)(r - 4) = 0
よって、r=14,4r = \frac{1}{4}, 4
(i) r=1r = 1のとき: 問題文に公比r=1r=1のときとあるが、このときar=12ar = 12よりa=12a=12
初項から第3項の和は12+12+12=3612+12+12=36となり、63にならないのでr=1r=1は条件を満たさない。ただし、問題文に従い、公比が1のときを考える。第4項はar3=1213=12ar^3 = 12 \cdot 1^3 = 12
(ii) r=56r = \frac{5}{6}のとき: ar=12ar=12より、a56=12a \cdot \frac{5}{6} = 12。 したがって、a=725a = \frac{72}{5}
第4項はar3=725(56)3=725125216=722161255=1325=253ar^3 = \frac{72}{5} \cdot (\frac{5}{6})^3 = \frac{72}{5} \cdot \frac{125}{216} = \frac{72}{216} \cdot \frac{125}{5} = \frac{1}{3} \cdot 25 = \frac{25}{3}

3. 最終的な答え

公比 r=1r = 1のとき、第4項は 12
公比 r=56r = \frac{5}{6}のとき、第4項は 253\frac{25}{3}

「代数学」の関連問題

$(x-3)^4$ の展開式における $x^2$ の係数を求めよ。

二項定理展開係数
2025/4/14

関数 $y = 2^x$ のグラフを、$x$ 軸方向に 3, $y$ 軸方向に -4 平行移動させたグラフの式を求める問題です。

指数関数グラフ平行移動関数の変形
2025/4/14

与えられた3次式 $x^3 - x^2 - 9x + 9$ を因数分解した結果として正しいものを、選択肢①~④の中から選びます。もしどれも正しくない場合は、選択肢⑤を選びます。

因数分解多項式3次式
2025/4/14

$(2\sqrt{2} + \sqrt{5})^2$ を計算し、選択肢の中から正しいものを選ぶ。

式の展開平方根計算
2025/4/14

$a, b$ を実数とし、$ab<0$ とする。次の①~④の中から正しいものを一つ選べ。正しいものがない場合は⑤を選べ。 ① $a < b \Rightarrow a^2 < b^2$ ② $a < ...

不等式実数絶対値
2025/4/14

与えられた式 $2(3x^2 - 3x - 4) - 5(2x^2 - x - 1)$ を簡略化します。

式の簡略化多項式展開同類項
2025/4/14

与えられた式 $(3x^2 + 4x - 1) - 2(x^2 + 3x - 1)$ を簡略化する。

多項式式の簡略化展開同類項
2025/4/14

与えられた数式を簡略化する問題です。数式は $-2(x^2 + x + 3) + (2x^2 + 3x + 5)$ です。

式の簡略化多項式同類項
2025/4/14

与えられた式 $ (-2x + 5) + (2x^2 + x - 5) $ を簡略化します。

式の簡略化多項式
2025/4/14

不等式 $27(a^4+b^4+c^4) \ge (a+b+c)^4$ を証明せよ。

不等式コーシー・シュワルツの不等式証明
2025/4/14