ラジウムの半減期が1600年であるとき、ラジウムが最初の量の$1/1000$以下になるには、少なくとも何年かかるかを求める問題です。ただし、$\log_{10}2 = 0.30$とします。

応用数学指数関数対数関数半減期放射性崩壊不等式
2025/4/12

1. 問題の内容

ラジウムの半減期が1600年であるとき、ラジウムが最初の量の1/10001/1000以下になるには、少なくとも何年かかるかを求める問題です。ただし、log102=0.30\log_{10}2 = 0.30とします。

2. 解き方の手順

半減期の回数をnnとします。すると、nn回半減期を経た後のラジウムの量は、最初の量の(1/2)n(1/2)^n倍になります。問題文より、この量が1/10001/1000以下になるので、以下の不等式が成り立ちます。
(12)n11000(\frac{1}{2})^n \le \frac{1}{1000}
両辺の逆数を取ると、不等号の向きが変わるので、
2n10002^n \ge 1000
両辺の常用対数を取ると、
log102nlog101000\log_{10}2^n \ge \log_{10}1000
nlog102log10103n\log_{10}2 \ge \log_{10}10^3
nlog1023n\log_{10}2 \ge 3
log102=0.30\log_{10}2 = 0.30より、
0.30n30.30n \ge 3
n30.30n \ge \frac{3}{0.30}
n10n \ge 10
したがって、半減期を少なくとも10回繰り返す必要があります。ラジウムの半減期は1600年なので、必要な年数は、
1600×10=160001600 \times 10 = 16000

3. 最終的な答え

16000年

「応用数学」の関連問題

塩化セシウム(CsCl)型構造において、Cl-のイオン半径が0.17 nm、単位格子の1辺の長さが0.41 nmであるとき、Cs+のイオン半径を求める問題です。ただし、$\sqrt{3} = 1.73...

幾何学物理化学空間図形イオン半径立方体構造
2025/4/15

CsCl 型の結晶構造において、Cl-のイオン半径が 0.17 nm、単位格子の1辺の長さが 0.41 nm であるとき、Cs+ のイオン半径を求めよ。ただし、$\sqrt{3} = 1.73$ とす...

結晶構造イオン半径幾何学計算
2025/4/15

$2 \text{ kN} \cdot \text{m}$ は何 $\text{N} \cdot \text{cm}$ ですか?

単位変換力学
2025/4/15

問題は、以下の式を計算し、単位をNとcmで表すことです。 $2 \text{ N} \times 0.4 \text{ m} - 0.003 \text{ kN} \times 20 \text{ c...

物理単位換算計算
2025/4/15

$K_r$ を求める問題です。以下の式とパラメータが与えられています。 $K_r = \exp(2.173 - 0.178 \times \ln P + 0.481 \times \ln T)$ $P...

対数指数関数数式計算化学
2025/4/15

与えられた数式は $Kr = exp(2.173 - 0.178 \times log_e P + 0.481 \times log_e T)$ です。この式に基づいて、$Kr$ を計算する必要があり...

指数関数対数関数数式計算
2025/4/15

(1) 0.9%塩化ナトリウム水溶液(生理食塩水)中のナトリウムイオン($Na^+$)のモル濃度(mol/L)を計算します。 (2) 20%ブドウ糖液のモル濃度(mol/L)を計算します。 (3) 2...

モル濃度浸透圧計算化学
2025/4/15

初速度 $36 \text{ km/h}$ の自動車が、10秒後に $72 \text{ km/h}$ の速度になった。この時の加速度と、この10秒間に走った距離を求める問題です。

運動加速度等加速度運動物理
2025/4/15

問題文は以下の通りです。 * 問題4:静止していた自動車が動き出し、45m走るのに、12m/sの速さになった。この間、自動車の加速度は一定であったとして、次の問いに答えよ。 * (1)...

運動等加速度運動力学物理
2025/4/15

エンジン回転速度が3,000 min⁻¹ (3000 rpm) で、ピストンのストロークが100 mmのときの、平均ピストン速度をm/sで求める。

物理運動速度単位変換
2025/4/15