$M$が2増えるごとに$E$が1000倍になるとき、$\log_{10}E$が$M$の線形関数で表せるのはなぜか。また、線形関数とは何か。

代数学指数関数対数関数線形関数一次関数数式表現
2025/4/13

1. 問題の内容

MMが2増えるごとにEEが1000倍になるとき、log10E\log_{10}EMMの線形関数で表せるのはなぜか。また、線形関数とは何か。

2. 解き方の手順

MMが2増えるごとにEEが1000倍になるという関係を数式で表します。
MMの値をM0M_0からM0+2M_0 + 2に変化させると、EEの値はE0E_0から1000E01000E_0になります。
log10E\log_{10}Eで考えると、
log10(1000E0)=log101000+log10E0=3+log10E0\log_{10}(1000E_0) = \log_{10}1000 + \log_{10}E_0 = 3 + \log_{10}E_0となります。
したがって、MMが2増えると、log10E\log_{10}Eは3増えます。これは、log10E\log_{10}EMMに比例する関係にあることを示唆しています。
y=ax+by = ax + bのような一次関数(線形関数)は、変化量に対して一定の変化率を持ちます。
log10E\log_{10} Eyy, MMxxとおくと、log10E\log_{10}EMMの線形関数で表すことができます。
一般的に、MMEEの関係を
E=abME = a b^M
と仮定できます。MMが2増えるとEEが1000倍になることから
abM+2=1000abMa b^{M+2} = 1000 a b^M
b2=1000b^2 = 1000
b=1000=103/2b = \sqrt{1000} = 10^{3/2}
E=a(103/2)M=a103M/2E = a (10^{3/2})^M = a 10^{3M/2}
両辺の常用対数をとると
log10E=log10(a103M/2)=log10a+32M\log_{10} E = \log_{10} (a 10^{3M/2}) = \log_{10} a + \frac{3}{2}M
これはMMに関する線形関数です。
線形関数とは、一次関数のことで、y=ax+by = ax + b (a, bは定数)の形で表される関数です。グラフにすると直線になります。

3. 最終的な答え

MMが2増えるとEEが1000倍になる場合、log10E\log_{10}EMMに比例して増加します。これはlog10E\log_{10}EMMの線形関数(一次関数)で表せることを意味します。 線形関数とは、y=ax+by = ax + bの形で表される関数のことです。

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