1から200までの整数の集合を全体集合とするとき、以下の部分集合の要素の個数を求めます。 (1) 3の倍数かつ5の倍数の集合 (2) 3の倍数または5の倍数の集合 (3) 3の倍数でも5の倍数でもない数の集合
2025/4/13
1. 問題の内容
1から200までの整数の集合を全体集合とするとき、以下の部分集合の要素の個数を求めます。
(1) 3の倍数かつ5の倍数の集合
(2) 3の倍数または5の倍数の集合
(3) 3の倍数でも5の倍数でもない数の集合
2. 解き方の手順
(1) 3の倍数かつ5の倍数の集合
3の倍数かつ5の倍数である数は、3と5の最小公倍数である15の倍数です。
1から200までの15の倍数の個数は、
となります。ここで は を超えない最大の整数(床関数)を表します。
(2) 3の倍数または5の倍数の集合
まず、1から200までの3の倍数の個数は、
1から200までの5の倍数の個数は、
3の倍数かつ5の倍数(15の倍数)の個数は、(1)で求めたように13個です。
3の倍数または5の倍数の個数は、包含と排除の原理を用いて、
(3の倍数の個数) + (5の倍数の個数) - (3の倍数かつ5の倍数の個数)
で求められます。
したがって、
となります。
(3) 3の倍数でも5の倍数でもない数の集合
全体集合の要素数は200です。
3の倍数または5の倍数の数は(2)で求めたように93個です。
したがって、3の倍数でも5の倍数でもない数の個数は、
(全体集合の要素数) - (3の倍数または5の倍数の数)
で求められます。
となります。
3. 最終的な答え
(1) 13
(2) 93
(3) 107