数列 $\{a_n\}$ が漸化式 $a_{n+2} + 4a_{n+1} + 4a_n = 0$ および初期条件 $a_1 = 1, a_2 = 2$ で定められている。 (1) 数列 $\{a_{n+1} - \alpha a_n\}$ が等比数列となるような定数 $\alpha$ の値を求める。 (2) 数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める。
2025/4/14
1. 問題の内容
数列 が漸化式 および初期条件 で定められている。
(1) 数列 が等比数列となるような定数 の値を求める。
(2) 数列 の一般項を求める。
2. 解き方の手順
(1) 漸化式を変形し、が等比数列となるように定数 を定める。
与えられた漸化式 を変形する。
となるように を定める。
展開すると となる。
係数を比較すると、 , を得る。
より .
となるので、。
のとき、
のとき、
よって、
が等比数列になるようなの値を求めるので、
は の解である。
(重解)
したがって、
これは、が等比数列であることを示す。
これは、 が等比数列になるのは のときである。
(2) 数列 の一般項を求める。
特性方程式は であり、 より (重解)
したがって、 とおける。
より、。よって、.
.
よって、.
3. 最終的な答え
(1)
(2)