$m$ を定数とするとき、2次方程式 $x^2 + (m+1)x + 1 = 0$ の解の種類を判別せよ。

代数学二次方程式判別式解の判別不等式
2025/4/15

1. 問題の内容

mm を定数とするとき、2次方程式 x2+(m+1)x+1=0x^2 + (m+1)x + 1 = 0 の解の種類を判別せよ。

2. 解き方の手順

2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式を D=b24acD = b^2 - 4ac とすると、解の種類は以下のようになる。
* D>0D > 0 のとき、異なる2つの実数解をもつ。
* D=0D = 0 のとき、重解(ただ1つの実数解)をもつ。
* D<0D < 0 のとき、異なる2つの虚数解をもつ。
与えられた2次方程式 x2+(m+1)x+1=0x^2 + (m+1)x + 1 = 0 に対して、判別式 DD を計算する。
a=1a = 1, b=m+1b = m+1, c=1c = 1 なので、
\begin{align*}
D &= (m+1)^2 - 4(1)(1) \\
&= m^2 + 2m + 1 - 4 \\
&= m^2 + 2m - 3 \\
&= (m+3)(m-1)
\end{align*}
DD の符号によって、解の種類を場合分けする。
(i) D>0D > 0 のとき
(m+3)(m1)>0(m+3)(m-1) > 0 より、m<3m < -3 または m>1m > 1 のとき、異なる2つの実数解をもつ。
(ii) D=0D = 0 のとき
(m+3)(m1)=0(m+3)(m-1) = 0 より、m=3m = -3 または m=1m = 1 のとき、重解をもつ。
(iii) D<0D < 0 のとき
(m+3)(m1)<0(m+3)(m-1) < 0 より、3<m<1-3 < m < 1 のとき、異なる2つの虚数解をもつ。

3. 最終的な答え

* m<3m < -3 または m>1m > 1 のとき、異なる2つの実数解をもつ。
* m=3m = -3 または m=1m = 1 のとき、重解をもつ。
* 3<m<1-3 < m < 1 のとき、異なる2つの虚数解をもつ。

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