問題は3つに分かれています。 * **問題1:** (a) 与えられた関数 $f(x)$ の一階導関数と二階導関数 $\frac{d^2f}{dx^2}$ を求め、特定の関数の極値を判定します。 (b) 質点の位置 $x(t)$ が与えられたときに、速度 $v(t)$ と加速度 $a(t)$ を求め、速度がゼロになる時刻における位置を求め、運動の向きが変わる間に移動した距離を求めます。 * **問題2:** (a) 積の微分公式を微分の定義を使って証明します。 (b) 微分の定義を用いて、$f(x) = \frac{b}{x+a}$ の微分を計算します。 * **問題3:** (a) 与えられた関数の不定積分 $\int f(x) dx$ を求めます。 (b) 加速度 $a(t)$ が与えられたときに、初期条件から物体の位置 $x(t)$ を求めます。
2025/4/16
## 問題の回答
1. 問題の内容
問題は3つに分かれています。
* **問題1:**
(a) 与えられた関数 の一階導関数と二階導関数 を求め、特定の関数の極値を判定します。
(b) 質点の位置 が与えられたときに、速度 と加速度 を求め、速度がゼロになる時刻における位置を求め、運動の向きが変わる間に移動した距離を求めます。
* **問題2:**
(a) 積の微分公式を微分の定義を使って証明します。
(b) 微分の定義を用いて、 の微分を計算します。
* **問題3:**
(a) 与えられた関数の不定積分 を求めます。
(b) 加速度 が与えられたときに、初期条件から物体の位置 を求めます。
2. 解き方の手順
**問題1 (a)**
* **(i) **
* 一階導関数 を計算します。
* 二階導関数 を計算します。
* 極値は となる で発生しますが、 は常に正であるため、極値は存在しません。
* **(ii) **
* 一階導関数 を計算します。
* 二階導関数 を計算します。
* 極値は となる で発生します。 より、 を解くと、 となります。
* のとき、。したがって、極大値です。
* のとき、。したがって、極小値です。
* **(iii) **
* 一階導関数 を計算します。
* 二階導関数 を計算します。
**問題1 (b)**
* **(i)**
* 速度 を計算します。
* 加速度 を計算します。
* **(ii)**
* となる を求めます。
となりますが、 なので、 です。
* のときの を計算します。
* 運動の向きを変える瞬間は のときなので、。 再び運動の向きを変える瞬間はないので、移動距離は0。
**問題2 (a)**
積の微分公式 を微分の定義を使って証明します。
, とします。
**問題2 (b)**
の微分を定義式を用いて計算します。
**問題3 (a)**
* **(i) **
* **(ii) **
* **(iii) **
部分積分法を使います。 とすると、 となります。
**問題3 (b)**
加速度 で、初期条件 , のときの を求めます。
まず、速度 を求めます。
部分積分法を使います。 とすると、 となります。
より、 なので、、。
したがって、。
次に、位置 を求めます。
部分積分法を使います。 とすると、 となります。
より、 なので、、。
したがって、。
3. 最終的な答え
* **問題1 (a)**
(i) , 。極値なし。
(ii) , 。で極大値、で極小値。
(iii) ,
* **問題1 (b)**
(i) ,
(ii) で , 移動距離は0
* **問題2 (a)**
(証明は上記参照)
* **問題2 (b)**
* **問題3 (a)**
(i)
(ii)
(iii)
* **問題3 (b)**