放物線 $y = x^2 - 2\sqrt{2}x + 4$ 上の点 $R(a, b)$ ($a > \sqrt{2}$) における接線と直線 $x = a$ のなす角を $\theta$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) とします。点 $R$ を通り、傾きが $\frac{1 - \tan^2\theta}{2\tan\theta}$ である直線は、$a$ によらない定点を通ることを示し、その定点の座標を求めよ。
2025/4/16
1. 問題の内容
放物線 上の点 () における接線と直線 のなす角を () とします。点 を通り、傾きが である直線は、 によらない定点を通ることを示し、その定点の座標を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、点 の座標を で表します。点 は放物線 上の点なので、 となります。したがって、 です。
次に、放物線の接線の傾きを求めます。 を で微分すると、
となります。
点 における接線の傾きは、 です。
接線と直線 のなす角が であることから、 を用いて接線の傾きを表すことを考えます。問題文にあるように、点 を通り傾きが である直線を考えます。ここで、三角関数の倍角の公式より、 です。
したがって、点 を通り、傾きが である直線の方程式は、
となります。
ここで、 は、放物線と のなす角なので、接線の傾き を で表すと、
。
したがって、。
これを直線の方程式に代入すると、
両辺にをかけると
この直線が によらない定点を通るためには、 の係数がすべて0である必要があります。しかし、 の3次の係数が0でないので、計算間違いがあります。
接線と直線x=aのなす角がなので、 となるわけではない。直線x=aと接線とのなす角はなので、
直線の式は、 (*)
傾きの条件から、
の場合の接線とがなす角について考えます。
この条件から、
(*)の式にを代入してについての恒等式となるようにする
なので。 よって
これより
3. 最終的な答え
求める定点の座標は