与えられた無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{(-5)^n}$ の収束・発散を調べ、収束する場合はその和を求めます。

解析学無限級数等比級数収束発散級数の和
2025/4/18

1. 問題の内容

与えられた無限級数 n=11(5)n\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{(-5)^n} の収束・発散を調べ、収束する場合はその和を求めます。

2. 解き方の手順

与えられた無限級数は等比級数です。
等比級数は、一般的に n=1arn1\sum_{n=1}^{\infty} ar^{n-1} と表されます。
この問題の級数は、初項 a=15a = -\frac{1}{5}、公比 r=15r = -\frac{1}{5} の等比級数と見なせます。
等比級数 n=1arn1\sum_{n=1}^{\infty} ar^{n-1} が収束するための条件は、 r<1|r| < 1 です。このとき、級数の和は a1r\frac{a}{1-r} で与えられます。
この問題では、r=15r = -\frac{1}{5} なので、 r=15<1|r| = \frac{1}{5} < 1 であり、級数は収束します。
級数の和は、
S=a1r=151(15)=151+15=1565=15×56=16S = \frac{a}{1-r} = \frac{-\frac{1}{5}}{1 - (-\frac{1}{5})} = \frac{-\frac{1}{5}}{1 + \frac{1}{5}} = \frac{-\frac{1}{5}}{\frac{6}{5}} = -\frac{1}{5} \times \frac{5}{6} = -\frac{1}{6}
となります。

3. 最終的な答え

与えられた無限級数は収束し、その和は 16-\frac{1}{6} です。

「解析学」の関連問題

与えられた積分 $\int \frac{x^2 + 72}{(x \sin x + 9 \cos x)^2} dx$ を計算します。

積分積分計算部分積分三角関数
2025/4/19

$\lim_{x \to 0} \frac{1 - \cos(11x)}{(11x)^2}$ の極限値を求める問題です。なぜこの極限が $\frac{1}{2}$ になるのかを説明する必要があります。

極限三角関数解析学微積分
2025/4/19

与えられた極限を計算する問題です。具体的には、$\lim_{x \to 0} \frac{1 - \cos(11x)}{(11x)^2}$を計算し、それが$\lim_{x \to 0} \frac{2...

極限三角関数半角の公式ロピタルの定理
2025/4/19

広義積分 $I = \int_0^\infty \frac{\sin(x)}{x} dx$ の値を求めます。

広義積分パラメータ積分部分積分三角関数arctan
2025/4/19

次の無限級数の和を求めよ。 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{3^n} \sin \frac{n\pi}{2}$

無限級数三角関数等比数列級数の和
2025/4/19

次の無限級数の和を求める問題です。 $\sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{3^n} \sin \frac{n\pi}{2}$

無限級数三角関数等比数列の和
2025/4/19

与えられた極限の式 $\lim_{h \to 0} \frac{e^h - 1}{h} = 1$ を利用して、$e^x$ と $\log x$ の1階微分を求める問題です。ただし、$x > 0$ とし...

微分極限指数関数対数関数合成関数の微分
2025/4/19

問題は、与えられた極限の公式を利用して、$e^x$ と $\log x$ の1階微分を求めることです。ただし、$x > 0$ が条件として与えられています。

微分指数関数対数関数極限
2025/4/19

$y = \frac{e^x + e^{-x}}{e^x - e^{-x}}$ の $x = \log 2$ における接線の方程式を求める問題です。ただし、接線の方程式は $y = \boxed{1}...

微分接線変曲点指数関数
2025/4/18

与えられた極限の値を求めます。問題は以下の通りです。 $\lim_{n\to\infty} \left( \frac{1}{1+\frac{1}{n-1}} \right)^n$

極限数列指数関数e
2025/4/18